群馬大学大学院 教育学研究科案内 2019
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35群馬大学大学院教育学研究科専門職学位課程 修業年限は2年間であり、1年目は基本的に授業を受けながら特定の期間に実習を行います。 2年目については、現職教員は置籍校に戻って勤務に従事しながら課題研究をまとめます。一部夜間、集中講義など大学の授業を受講したり、大学で研究指導を受けたりすることもあります。 学部新卒者は実習校(県内の連携協力校)で実習を行いながら課題研究をまとめるとともに、一部集中講義など大学の授業を受講したり、大学で研究指導を受けたりすることもあります。 2年間の流れ ……………………………………………………………………授  業実  習研究指導大学院(荒牧キャンパス)1年次実  習研究指導それぞれの勤務校/実習校2年次授業(集中・夜間)研究指導大学院(荒牧キャンパス)専門職学位課程の2年間と就職・連携Ⅰ年次2年次4月・入学式・ゼミ決定・前期授業 開始5月6月・課題発見 実習Ⅰ7月・課題研究 中間報告会① 8月9月・課題発見 実習Ⅱ10月・後期授業 開始11月12月1月・課題研究 報告書 提出2月・課題研究 中間報告会② ・課題研究 報告会3月・学位記 授与式課題解決実習(年間)実践検討会就職連携■ 進路 現職教員はすべて教育現場(教育委員会等含む)に復帰しています。創設後、平成27年度入学までの修了者125名中の現在の状況は、教諭95名、管理職(教頭)9名、管理主事4名、指導主事17名となっています。 修了者の活躍は、読売新聞「教育ルネサンス」、朝日新聞「花まる先生」などでも紹介されています。また、群馬県総合教育センター主催の「ぐんま教育賞」における入賞者も複数でています。■ 群馬県および市町村教育委員会、学校現場との連携 本課程のスタッフは、国立大学法人群馬大学と群馬県教育委員会の連携に係る協議会(教育改革・群馬プロジェクト)の部会での研究やシンポジウム、実践交流会等において重要な役割を果たしています。また、学生の実習校・勤務校にとどまらず、県内のさまざまな地域において、校内研修支援等の活動も独自に行っており、県および県内市町村の教育委員会、学校現場との連携を積極的に進めています。こうした活動は、大学院での授業や学生指導にもフィードバックされています。学生支援■ 1人ひとりのニーズに応じた学生支援 専門職学位課程での学生生活が充実するよう必要な情報提供等に努めています。学部新卒者に対しては、個別のニーズに応じて教員採用試験対策を行ったり、臨時的教職員の任用等について教育行政機関へ紹介するなどの支援を行っています。また、現職教員に対しても教員生活のキャリア全体を通しての職能成長に関わる相談やワーク・ライフ・バランスのアドバイスなどを行っています。また、様々なハラスメント防止についても独自のガイドラインを作成して配慮しています。学生交流■学生間のネットワーク 教職大学院に籍を置いた学生は、開設以来、160名を超えています。こうした仲間が大学院修了後も互いに教育実践を交流し合ったり、教育情報を深め合ったりすることを目的として「やまなみ倶楽部」がスタートしました。県内各地に学びを共にし、実践を共有できる仲間がいることは、教職大学院の大きな強みです。 「やまなみ」とは、教育学部のA棟5階の教職大学院の教室から目にすることが出来る群馬の山脈(やまなみ)を総称しています。「倶楽部」は研究や教育実践を共有し、常に高め合える学びのサロンを目指して命名されました。 現在「やまなみ倶楽部」は、2年次生の「課題研究報告会」の開催に合わせて、「総会と懇親会」を開催しています。今後は更に、赤城山のごとく、人と実践研究のすそ野を広げられるようにしていきます。

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