群馬大学大学院 医学系研究科生命医科学専攻 入学案内2019
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18Graduate School of Medicine研究内容一覧私たちの研究の目的は「Bedside to Bench and Bench to Bedside」です。原因や治療法が確立していない疾患に悩む患者さんたちを救うために私たちは研究をしています.世界に発信できる成果を得るために、最新の知識と技術を備えたスタッフが大学院生を指導します.私たちの主な研究テーマは、全身性強皮症、皮膚筋炎、ウイルス感染症、アトピー性皮膚炎、創傷治癒、皮膚悪性腫瘍、遺伝性皮膚疾患などです。【Keywords】皮膚、自己免疫性リウマチ性疾患、皮膚悪性腫瘍、創傷治癒、ウイルス感染症形成外科学講座では、口腔顎顔面外科学講座や皮膚科学講座と共同して、創傷治癒の研究、血管柄付き遊離組織移植を用いた再建の臨床的・基礎的研究、乳房再建や顎顔面再建などの社会的意義を頭部MRIによる脳科学的アプローチで解明する臨床研究等を行っている。体表・顔面の修復や再建に臨床応用し、患者の社会的生命の向上を目的とする。【Keywords】再建、遊離皮弁、創傷治癒、乳房再建高齢化が著しい昨今、健康寿命を維持するためには、痛みや麻痺がなく歩ける・腕や手を使えるといったことが極めて重要である。骨・関節・脊椎を含有した運動器は加齢による変性は免れないが、変性により関節・脊椎に生じた疼痛・機能低下・変形を改善し、運動機能の維持を当科の目標としている。また成長期・成人期に膝関節・肩関節・肘関節を中心とした運動器に生じるスポーツ傷害の予防・加療も、併せて行っている。【Keywords】変形性関節症、変形性脊椎症、人工関節置換術、スポーツ外傷、骨軟部腫瘍薬物療法は患者ごとに最も適した選択が行われることが重要であるが、新しい戦略に基づく医薬品の急激な開発などに伴い、未解明の問題が山積している。当分野では様々な疾患の薬物療法において、薬効を変動させる要因を薬物の吸収、分布、代謝、排泄などの動態および遺伝子多型の側面から研究して、安全で有効な薬物療法の確立を目的にしている。 【Keywords】臨床薬理、薬物動態、遺伝子多型、薬物療法の個別化われわれの研究分野では、1)口腔粘膜ケラチノサイトの細胞生物学的特性からみた創傷治癒機構の研究、2)顎骨内嚢胞裏層上皮の細胞生物学的特性からみた治療法研究、3)血管柄付き遊離組織移植による顎口腔再建に関する臨床的、基礎的研究、4)顎口腔癌の治療法確立に関する臨床的、病理組織学的および画像的研究、5)放射線照射後の唾液腺分泌機能に関する分子生物学的研究、6)マイクロエンドサージャリーの顎骨嚢胞治療への応用に関する臨床的、基礎的研究、7)顎変形症の外科的治療に関する臨床的研究をテーマとしてtranslational researchを目標とした研究を行っている。【Keywords】口腔粘膜創傷治癒、顎口腔再建、口腔癌、唾液腺、顎骨内嚢胞、顎変形症状医学の発展とともに、達成できるはずの医療と現実の医療との較差、「エビデンス・プラクティス・ギャップ」が拡大している。医療の質・安全学は、諸科学の成果をとりいれ、エビデンス・プラクティス・ギャップを解消し、安全で質の高い医療を実現することを目指すものである。本講座は、医療の質・安全を向上するため、事故分析・対策手法の開発、質指標の応用、Shared Decision Makingなどの治療法決定プロセス、チーム医療推進に関する教育、研究、実践支援を行う。【Keywords】医療の質、医療安全、医療の質指標、治療法決定プロセス、チーム医療皮膚科学石川  治形成外科学横尾  聡整形外科学筑田 博隆臨床薬理学山本康次郎口腔顎顔面外科学横尾  聡医療の質・安全学小松 康宏治験及び臨床研究の推進と質の向上により、国民の健康に貢献し、医療における実用化技術を世界に発信することを目標としている。多くの治験及び臨床研究の実践を通して、クリニカル・クエスチョン、臨床研究デザイン、データ・マネジメント、生物統計学、レギュラトリーサイエンスのスキルを磨き、臨床試験学の学術的発展に貢献することを見据えている。新規医療技術開発と臨床エビデンスの確立を目指した研究を展開する。【Keywords】臨床研究デザイン、レギュラトリーサイエンス、生物統計学、臨床研究コーディネーター(CRC)、臨床開発モニター(CRA)協力講座(医学部附属病院)臨床試験学中村 哲也GUNMA UNIVERSITYGraduate School of Medicine入学案内 2019

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