群馬大学 共同教育学部 2020
25/48

平成28年度入学群馬県立太田高等学校 卒岸 将広KISHI MASAHIRO取得可能な免許状小学校1種中学校1種(美術)それ以外に取得可能卒業時に取得Student'sMessage美への感性を育み、子どもの創造活動をサポートする人材の養成 美術を学ぶということは、作品を美しく創り上げる技術を習得することばかりではありません。色とは、形とは、材料とは何かを深く見つめ考えること、美術の歴史やさまざまな理論を知ることも重要であり、これらが組み合わされて、更に豊かな表現活動へと発展するのです。 専攻の授業では、美術に対する専門的な知識・技能を身に付けるための「絵画」「彫刻」「デザイン」「工芸」「美術理論・美術史」といった実習や講義があります。また、美術教育の歴史や理念、子どもの造形活動の特質、図工・美術科の内容や方法について学び、小・中学校における美術教育の専門家として必要な知識や実践的指導力を身につけます。 美術専攻では自己の感性を磨き、次代の子どもたちと美術・芸術の楽しさ、喜びを分かち合いたい人を広く求めています。●子どもの造形的な創造活動を誘発するための場づくりに関する研究 ー学童保育での実践を通してー●記憶の移ろいからイメージを得た抽象表現の研究●医療ケア児のQOLの向上を促すデザインの研究●人体の一部と幾何形体を一体化した彫刻制作専任教員からのメッセージ先輩たちの卒業研究題目郡司 明子准教授 美術教育学地域や社会との関わりの中に美術の可能性を見出しながら世界の見方を広げていきましょう市川 寛也准教授 美術理論・美術史土や木から彫刻をつくるということは、自らの存在を確かめることと似ています林 耕史教授 彫刻茂木 一司教授美術教育学感性を磨くには、見る・作る・考えるをバランスよく齋江 貴志 准教授デザイン創ることは自分と向き合うこと。見ることも同じ。それは、きっと世界とも向き合うこと喜多村 徹雄准教授絵画美術専攻での主な授業カリキュラム●表現基礎(絵画)●表現基礎(彫刻)●表現基礎(デザイン)●表現基礎(工芸) ●絵画A~C●彫刻A~C●デザインA~C●工芸A・B●美術史 ●美術理論 ●美術実地調査演習 ●日本美術史概論●美学芸術学概論4年次3年次2年次1年次●卒業研究●図画工作科指導法●中等美術科指導法A~D美術専攻芸術・生活・健康系美術教育を通じて、かけがえのない一人ひとりの子どもと向き合える人に“InclusiveArt Education”アートから遠い人を巻き込む美術教育を 「絵を描いたり、物を作ったりすることが好き。」  高校生のときの私は、ちょっとした気持ちから美術に興味を持ち、教師になりたい気持ちがあったため受験を決意しました。最初は不安なことばかりでしたが、個性豊かな仲間と切磋琢磨し、熱心な先生方に指導していただくことで美術のことがより好きになりました。このような素晴らしい環境で美術・美術教育を学ぶことができること、美術を通して表現することに喜びを感じています。私は、群馬大学教育学部美術専攻を受験して良かったと胸を張って言うことができます。  美術専攻では1 年次から、絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術教育などを深く学ぶことができます。また、美術館の教育普及活動や地域のアートイベント、学生主催の展覧会など、大学外においても幅広い活動を行っています。多くの活動を通して、美術に対する視野が広がり、美術の面白さや可能性を見出すことができます。  また、同級生のみならず、先輩や後輩との交流を深めるため、登山や合宿、文化祭などの行事が盛りだくさんで活気があふれる専攻であることも良い所です。   3 年次の教育実習では、子どもたちが楽しいと思ってくれるような、「なるほど、わかった!」が実感になるような授業がしたいという強い意志をもって取り組みました。一緒に図工美術の楽しさを共有できた時の達成感はこれからの大きな原動力になりました。このような貴重な体験ができたのも指導案作成や模擬授業を学び、より良い美術の授業を先生方や仲間たちと一緒に考え、実践しながら知識を深めたうえで教育実習に臨むことができたからでしょう。  みなさんとともに美術、美術教育について真剣に向き合い、高め合い、美術専攻をより盛り上げていける日を楽しみにしています。 専門教育科目※これは履修の一例です。※開講年次は変更になる場合があります。高等学校1種幼稚園1・2種中学校2種(他教科)又は特別支援学校2種23GUNMA UNIVERSITY 2020

元のページ  ../index.html#25

このブックを見る