北海道教育大学 岩見沢校 キャンパスガイド 2024
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学生インタビュー推し作家と出会ったからです。中学時代の美術部の顧問が岩見沢校のOBだったので、岩見沢校のことはかなり前から知っていました。高校2年生の夏、美術系の大学に進学するか、他の大学に進学するか迷っていたところ、油彩画研究室の展覧会で憧れの作家と作品に出会い、めちゃくちゃな衝撃を受けました。「私もこの人みたいな作品づくりがしたい!」「この人の新作を間近で追い続けたい!」と思い、その勢いで岩見沢校の自己推薦入試を受験し、現在に至ります。文字通り、油彩画研究室で油彩画を描いています。私が入学したときに新型コロナウイルス感染症が流行し、大学1・2年生の間は全然活動ができませんでした。その分、今は昼夜兼行して作品制作に取り組み、失った2年をどうにかして取り戻そうと奮闘しています!現在は資材と工具を用いて変形キャンバスを自作し、油彩画の基礎を押さえつつ、四角の概念を崩すような作品を描いています。キャンバスの設計から始めるので、周りの人より多くの時間を要しますが、その分唯一無二の作品ができるので、この制作スタイルを貫いています。卒業後は、正社員として働きながら絵を描き続けていきたいと考えています。自身の就職活動がどうなるか全く見当もつきませんが笑、働きつつ制作活動も続ける生活を送ることができたらと思います。そして、社会人になっても研究室や、同期との繋がりを大切にし、OGとして展覧会や公募展に参加するなどして、定期的に交流し続けていきたいです。短い大学生活の中で培った人脈を一生ものとして捉え、自分の「好き」を最後まで貫き通すことができる人生を歩みたいです!岩見沢といえば豪雪、そして地域の人が優しいというイメージがあります。私の体験談になりますが、昨年、景色がホワイトアウトするほどの大雨に降られてしまい、全身ずぶ濡れでお店の前で立ち往生していたところ、店主のご婦人に助けられ、タオルや靴下を頂いた他、昼食もご馳走になり、成り行きでお店のポップの仕事まで頂いた経験があります! 漫画のような話ですが、市内で生活していると市民の方々の温かさを実感する時があります。岩見沢は支え合いの精神がある素敵な場所です。受験予定の皆さんには、早めの行動と目的意識を持った努力をしてほしいです。美術文化専攻には共通テストの他、実技試験があり、双方の両立が鍵となってきます。特に後者に関しては描いた枚数と時間が物を言うので、なるべく早いうちから対策をとり始め、それを地道に続けていくことが理想です。そうでなくとも、立ち止まって考える前に即行動、とにかく描くことを大切にして欲しいです。そして「学校にいる間と隙間時間は勉強、放課後は実技」と自分なりに区切りを決め、その時間で自分が何を理解し、何を身につけたいのかを明確にして対策に取り組んでみて欲しいです。皆さんの努力が報われて、来年の春、岩見沢校へ入学できることを強く願っています!温井 彩加所  属:美術文化専攻 油彩画研究室4年出身高校:北海道北広島高等学校二紀展に出品した2作品物を貼ったりキャンバスを加工したりするのが好きです0331Youはどうして岩見沢校に入学したの?Youは今どんな活動をしているの?卒業後のYouは何する予定?岩見沢ってどんなところ?受験を考えている皆さんへ、Youからのメッセージ

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