北海道教育大学 函館校 キャンパスガイド 2024
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StoryMyモデルの構築に向けた試みを地域課題診療所「ソーシャルクリニック」道南各地で展開中P.37「国際地域研究とは何か」研究成果を発信、最新の知見を地域に還元ソーシャルクリニック(SC)とは、地域課題の診療所のような存在をイメージした本校オリジナルの地域協働モデルの名称です。本校教員の多様な専門性を活かした学際的アプローチにより既存の手法では解決できなかった新たな解決方法の開発を試みる一方、2018年度からは学生が参加するSC活動を授業科目化しました。たとえば、1年生から学ぶ「ソーシャルクリニックと地域」では、人口減少問題への対応や地域振興、被災地での復興支援、地域の情報を魅力的に発信するスキルなど、さまざまな地域課題の最前線で活躍する多彩なゲストスピーカーのお話を聞くことができます。また「地域づくり支援実習」の履修により、被災地での支援活動も、単位として認められます。函館市南茅部地区での実習の様子木古内町での実習の様子「国際地域研究」は新しい学問分野です。この新しい学問分野を発展するべく、函館校では年に1回、著名人を招聘してシンポジウムを開催し、多様な観点から「国際地域」に関する議論を深めています。そして、そのシンポジウムでの成果、函館校の教員による最新の研究成果をまとめ、『国際地域研究』(大学教育出版)を刊行しています。この国際地域研究の成果は、地域に還元されるとともに、学科の授業内容にも反映され、学生の研究活動にも取り入れられています。そのなかから新しい研究テーマが生まれ、国際地域研究をさらに発展させています。国際地域研究(大学教育出版)HOKKAIDO UNIVERSITY OF EDUCATION第5回シンポジウムの様子HAKODATE CAMPUSソーシャルクリニック国際地域研究345

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