茨城大学 農学部 2024
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鷹地域総合農学科齊①私の地元である茨城県の魅力について考えたことがきっかけです。魅力度ランキングは最下位争いをしていますが、茨城の強みは農業にあると私は考えます。しかし、茨城の農作物の知名度はあまり高くないことに疑問を持ちました。さらに、農家の高齢化や担い手不足の問題を見聞きし、これらの問題や解決策について深く学びたいと考えました。そこで、農業の経営や流通、地域活性化について学ぶことのできる地域共生コースを選択しました。地元に密接した学修ができる環境に、とても充足感を感じています。松①私は中学生の頃から生物が得意だったため、受験が本格化する前から漠然と生物系の学部に進学したいと考えていました。しかし、最初から農学部に進学しようと考えていたわけではありません。私が農学部に進学を決めたのは、高校生物で植物ホルモンについて学んだことがきっかけです。特に、植物ホルモンの中に植物の病害虫に対する防御反応を促すものがあることは、当時の私にとって衝撃でした。しかし、高校生で植物について学ぶことはそう多くありません。大学では専門的に植物について学びたいと考え、農業科学コースに進学を決めました。農業科学コース 3年はな地域総合農学科地域共生コース 3年②一年生では農学を学ぶ上で基盤となる理科科目や農業における体系的な基礎知識、二年生ではそれらを踏まえた、より専門的な内容を学びました。特に、二年生では土壌や肥料、昆虫などの今まで触れたことのない分野について学ぶ機会もありました。しかし、今でも高校生の頃に衝撃を受けた植物の病気に対する関心は薄まっていません。これからは植物の病気に対する知識を深め、それを将来活かせるような形にしたいと考えています。③農学部に在籍していると、よく将来農家を目指していると捉えられることがあります。しかし、実際には私を含めて農学部に進学する理由は様々ですし、農家出身の方が多いという訳でもありません。また、農学部では農業に関する知識を体系的に学ぶため、理系科目だけでなく経営学や社会学などの文系科目などにも触れることができます。自分の生物の知識を何かに活用してみたいと思う方、理系・文系に囚われず幅広く学んでみたいと思う方は、一度農学部を検討してみてはいかがでしょうか。まつざわとしたかさいとう②1、2年次では、農業の諸問題に加え、発展した数学や物理など、これからの学修の基盤となる知識を身につけてきました。地域共生コースでは2年次に、工学系、社会科学系、環境保全系の選択があり、自分の興味ある分野をより専門的に学ぶことができます。私は環境保全系を選択し、農業における経済や物流、水の利用や農業機械についてまで、幅広く学んでいます。今後は、農業で大きな役割を担う水や土壌について、より深く学んでいきたいと考えています。幅広く学んだうえで、自分の興味ある分野を探求でき、自由度が高いところは、このコースの強みであると思います。③農学部のキャンパスは阿見町にあり、小規模ではありますが先生と近い距離で学ぶことができ、温かい雰囲気であると感じます。大きな農場で行う実習では、座学では得ることのできない気付きがあり、仲間と協力して行う作業はとても楽しいです。明確に興味ある分野が決まっていなくても、大学で初歩から幅広く学んでいくうちに選択できるプログラムが組まれているため、心配は不要です。ゆったりとした環境で、着実な学修ができる農学部は、非常に高い満足度を与えてくれるでしょう。12澤駿藤 花

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