いわて創造実践演習他学部生との活動で多角的な視点が身につく地域創造士課題発見から解決まで実践できるのが魅力017らいちひろ[キャップストーン科目]学生が自ら実地学習プログラムの企画を立案し、実施することが特徴です。すでにいわて創造学習Ⅰを履修した上級生が教職員やアシスタントのサポートの下で企画・実施することで、プログラムのマネジメントコーディネーターのスキルや視点を体験的に習得することができます。1年次のコア科目でフィールドワークや企画に興味を持ち、学びを継続してきました。3年次のいわて創造実践演習では、一関市千厩町の住民への聞き取りをもとに、若者と地域の高齢者が交流できるイベントを開催。このように地域の課題を探り、解決策を見いだす創造実践演習は、「情報技術で社会の課題解決を図る」という学部の研究の幅を広げることにつながっています。また、他学部生と一緒に活動することを通して、多角的な視点も身につきました。専門の学びとの両立で忙しいのですが、得られるものも多いので、後輩の皆さんには履修をお勧めします。ソフトウェア情報学部4年すがわら菅[岩手県立岩谷堂高等学校卒]さん令和5年、副専攻「地域創造教育プログラム」修了生18名に「地域創造士」の称号が授与されました。「地域創造士」として初の認定となりました。副専攻の学びと主専攻である所属学部での専門知識をリンクさせ、広い視野で地域社会の未来を創造する人材となることが期待されています。これまでの地域学習で身につけた資質・能力を土台にし、地域の方々と協働しながら、地域課題の設定、持続的・効果的・効率的な解決策の企画、企画したプロジェクトの実践を行います。これまでの科目以上に、受講生自身の主体的・能動的な学びが求められます。高校生の時に地域創造教育プログラムや地域創造士のことを知り、地元を活性化する手法を学びたいと進学・受講しました。学部の授業では、課題発見から解決までの過程を学びますが、それを実際に地域の人たちと関わりながら実践できるのが、このプログラムの魅力です。3年次には北上市をフィールドに、雪かきのボランティア活動を通して地元の中高生と高齢者の交流を図るプロジェクトを企画。住民の皆さんから感謝され、大きな達成感を得ました。卒業後は県外の企業に就職しますが、いずれは故郷のある県北地域で起業し、地域活性化に貢献したいです。令和5年度いわて創造実践演習では、滝沢市大沢コース、滝沢市巣子コース、一関市千厩コースの3コースを立ち上げました。滝沢市大沢コースでは大沢いきいきサロンの新しいコンテンツとして県大ウォークを、滝沢市巣子コースでは地区の昔の姿を残すメモリアルマップの作成を、一関市千厩コースでは地域の理想とそこに向けた解決策を検討するワークショップの開催とイベントを企画・実践しました。総合政策学部 令和6年3月卒ごろうまる五尋さん[岩手県立軽米高等学校卒]地域創造士原 来令和5年度いわて創造実践演習郎丸 千GOAL
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