「学ぶための学び」を通じて論理的思考力のある人材を育成対象を尊重する人間力の涵養と科学的根拠に基づいた看護実践「卒業研究」を通じて得られる課題解決のための看護スキル取得できる資格と学位Message“「生きる」を支える看護 ”を実践できる人材の育成看護学部 学部長・研究科長工藤 朋子023高校までに培われる学力の3要素「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を伸ばします。特に1年次の基盤教育科目「基礎教養入門」を通じて学ぶ「技法(アカデミックスキル)」を修得することで、その後の学修につなげます。自己および他者に深い関心を持ち、身体的、精神的、社会的側面から人々の健康を捉え、看護の対象が望む生活の実現に向けて、基盤教育科目、専門科目で得た知識を基盤に科学的根拠に基づいた看護の実践を学修します。実習は授業であり、教員が常在するなど実習施設と深い連携を図り、充実した教育につなげています。4年次に取り組む「卒業研究」は、自ら追究したいテーマを定め、科学的手法を用いて明らかにするプロセスで、4年間の集大成です。現場との調整力、データや文章で自分の考えを表現する力、根拠を持って説明する論理力なども学修できます。また、この経験は医療の現場で働く際の課題解決に役立ちます。全卒業生は「看護師国家試験受験資格」を得られます。また、選択した学生には、保健師、助産師の国家試験受験資格、養護教諭一種免許状のいずれかを取得できるカリキュラムが用意されています。卒業時には学士(看護学)の学位が授与されます。学術的基盤に裏付けされた学位・資格は、卒業後の充実したキャリア形成のための強みとなります。本学部の特徴は、「生きる」をキーワードとしたカリキュラム構成になっていることです。看護の対象は、多様な健康ニーズをもつ地域社会で生活を営んでいる人々です。広い県土をもつ岩手県では、地域によって生活や医療環境が大きく異なり、様々な価値観や文化の違いがあります。そのため、その人の「生きる」を支える看護を実践していくためには、専門的な知識と技術に加え、人間を多面的に捉えることが必要です。4年間の学士課程では、充実した基盤教育と専門科目により、“ひと”一般を理解した上で、看護の対象となる“人”と関わり、人々の健康的な生活へ寄与する看護実践能力を身につけていきます。自然豊かなキャンパスで主体的に学び、様々な目標や価値観をもった他学部生と交流を図りながら、看護を提供できる力、看護を発展できる力を磨いていきましょう。VR等のICTを活用したシミュレーション教育や多彩な実習で実践力を育成看護学部では、バーチャルリアリティー(VR)や高機能シミュレーターを活用したシミュレーション教育を行っています。知識を学び、シミュレーション教育で繰り返し練習し、臨地実習で活用できる技術を身につけます。臨地実習は1年次から4年次まで多様な場で行われ、実践力を育成します。アメリカの大学との連携・交流で学生たちの国際的な視野を育む国際的な視野と思考を育むため、学生たちが海外の看護や医療に触れる機会を設けています。Washington State Universityでの研修では、米国の看護教育や医療現場の様子を見学。University of North Carolina Wilmingtonとは遠隔講義を実施し、意見交換などを行います。ここに注目!||学びの特徴|03030404
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