岩手県立大学 入学案内2025
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子さん仁さん毛遠034[博士前期課程]博士前期課程博士後期課程あきこもうりよしひとえんどう博士前期課程では、高度な知識と研究的視点をもった優れた看護実践者、看護管理者、そして看護教育者の育成を目標にしており、以下の学生を求めています。❶人間に対する温かく深い関心をもち、他者への思いやりや共感できる姿勢を有している人❷向上心が豊かで自ら積極的に学ぶ姿勢をもち、看護の実践的課題に取り組む強い意欲を有している人❸社会人としての常識や良識をもつ誠実な姿勢と共に、協調性と責任感に富む姿勢を有している人❹スペシャリストレベルの実践により、患者・家族の幸せを高め、現場の看護を充実させたいと考えている人❺看護技術に先進的なテクノロジーを取り入れた研究に興味・関心を有している人[学生が修了までに身につけるべき能力]❶看護学の理論に基づき、看護実践を分析し、記述することができる。❷独創性や発展可能性のある学術的に有用な看護学研究を行うことができる。❸看護専門職としての看護実践能力・教育力・研究力・管理能力を養うことができる。[岩手県立盛岡北高等学校卒/盛岡赤十字看護専門学校卒]令和4年3月看護学研究科博士前期課程修了/盛岡赤十字病院[山形県立山形南高等学校卒/山形大学大学院医学系研究科看護学専攻修了]令和3年3月看護学研究科博士後期課程修了/岩手県立大学看護学部准教授❶共通必修科目は、看護学研究における様々な研究方法を学びます。❷共通選択科目は、幅広い視野から専門分野を理解する能力を身に付けることを目指します。なお、高度実践専門看護師(専門看護師)コースではケアとキュアの統合による高度な看護学の知識技術を学ぶことを目指します。❸専門分野選択科目は、専攻する分野の特論において、専門分野の理論や背景を学んだ上で、現在の看護実践に対する理解を深め、その分野における看護の課題と解決方法について学びます。❹研究指導科目のうち、演習科目では、特論科目での学修をもとに実践を振り返り、自身の研究課題を焦点化することを目指します。なお、高度実践専門看護師(専門看護師)コースでは、演習科目は専門分野選択科目に位置し、実践・教育を中心に高度な看護実践能力を養うことを目指します。❺研究指導科目のうち、看護学研究では、専門分野の研究をクリティークした上で、リサーチクエスチョンに基づき研究を遂行し、修士論文を作成します。なお、高度実践専門看護師(専門看護師)コースでは、専門看護師の役割のうち研究の能力を修得するために、課題研究または修士論文を作成します。❻高度実践専門看護師(専門看護師)コースでは、実習科目において実践・相談・調整・倫理調整・教育の5つの役割の修得を目指します。利 明藤 良看護実践の諸活動の科学的根拠と、その背景となる理論及びその応用についての研究を通して、看護実践を改善・推進する能力と倫理観を養うことを重点としたカリキュラムを編成しています。俯瞰的視野からがん看護の研究を深めることで連携して患者を支えることの大切さを学ぶ。皮膚・排泄ケア認定看護師として、院内にストーマ外来を立ち上げ、ストーマケア指導やスキントラブルの対応などを行ってきました。しかし、ストーマを保有するがん患者に対し、身体的苦痛だけでなく心の痛みを和らげることを学びたいと考え、がん看護専門看護師の資格を取るため大学院に進学。ステージⅣの大腸がん患者の療養体験を明らかにし、長期にわたる療養生活を支える看護について研究に取り組みました。大学院と仕事の両立は時間の確保が大変でしたが、先生方にはいつも励ましていただき、同級生たちからは刺激をもらい、支え合いながらやり抜くことができました。大学院で学んだのは、自分自身も含めて物事を俯瞰してみること、仲間を信じることの大切さです。臨床現場でも広い視野を持ち、院内外のあらゆる職種のスタッフと連携しながら、より良い看護を模索していきたいと思っています。場所や状況に関わらず誰もが学べる環境を整えるためオンラインでつながる看護職の生涯学習モデルを開発。看護職の学びの更新には、さまざまな難しさがあります。地方在住者であればなおさらであり、こうした課題をオンラインの活用によって解決できないかと考えたことが研究動機となりました。博士後期課程では「看護師対象のオンライン教材を活用した相互コーチングによる自己調整学習の獲得に関する研究」という研究テーマに取り組み、看護職の生涯学習を支える研修開発を行いました。この結果を今後も引き続き分析し、看護職の学習環境の構築に貢献したいと考えています。在学中は、教授陣や外部講師からの建設的な助言をはじめ、同級生たちの研究に対する姿勢や対話などから刺激を受け、多くの学びが得られたことにも感謝しています。APアドミッション・ポリシー(求める学生像)DPディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)CPカリキュラム・ポリシー看護学研究科(大学院)

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