040社会福祉学部では令和6年度入試より、学科別ではなく、学部全体として定員を定める「大括り入試(一括入試)」を実施しています。本学部は、社会福祉学科と人間福祉学科の2学科制をとっています。学科によって資格取得の違いはありますが(保育士・公認⼼理師は人間福祉学科のみ、社会福祉士と精神保健福祉士は両学科共通)、初年次においては学部共通の授業を提供しています。時代と社会の変化とともに福祉に求められるものは変化しますが、これまでにない人口減少や少子高齢社会を背景に、人々の生活ニーズはますます複雑化・多様化しています。そのため、生活の中で生じるさまざまな個別的福祉課題に対処するための実践的で直接的な援助と、それを実現するための制度・政策的アプローチなどの間接的な援助とを統合的に学ぶ必要がさらに高まってきています。社会福祉学科では、個人を対象とした援助からコミュニティ・ケアの領域、また、直接的援助から福祉運営管理・制度政策レベルまで、福祉を統合的に捉え支援するための理論を学び、その実践力を高めることを目指しています。高齢者や障がいのある人など支援を必要とする人が増える一方で、将来の生活や仕事への不安は若者にも広がっています。福祉政策系では、さまざまな福祉課題の対応に必要な制度・政策を、生活者の視点で考えます。福祉サービスを運営・管理・提供する自治体や専門機関などの組織についての理解を深め、それらの連携について研究したり、人と人とをつなぐ福祉システムを作る上で必要な知識と技術を学び、人間への理解力や社会のあり方への判断力の向上を目指します。地域の交流会への参加住民への訪問聴き取り調査東日本大震災を経た地域課題の探究音のバリアフリー環境づくり社会福祉学科 [定員50名]1年次か2年次か福祉政策系生活者の視点で「社会福祉」を考えるコミュニティ福祉系ユニバーサルな福祉社会の実現を目指す人々が生活を営む単位には、コミュニティやそれを構成しているさまざまな集団がありますが、共に生きる社会を創るには多くの課題があります。そうした地域の課題を解決するために、生活環境の創造、地域マネジメント、精神保健福祉、司法福祉などの関連領域を含め、すべての人がそれぞれの違いを活かしながら快適な生活を送れるよう、ユニバーサルなコミュニティを実現する方法や技術について学びます。臨床福祉系その人の望む暮らしを支援する社会福祉実践のための理論と技術を修得し、特に直接的な対人援助において必要とされる専門的な能力を養うことを目標にしています。社会福祉の援助をする上で必要な価値観や基礎理論、ソーシャルワーク、支援の効果測定のための調査・評価方法など、支援を必要としている人に対する社会的・身体的・精神的な側面への理解に基づく、統合的なアプローチを学びます。
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