岩手県立大学 入学案内2025
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041定員を分けずに「大括り入試」とすることによって、学生は、入学後にある程度、社会福祉学部での「学び」を経験した後、2年次の進級の際、希望する学科を選択します。入学後の学びから得られた福祉やそれにかかわる領域に関する理解をもとに、学科を選択することによって、「希望する学び」と「所属する学科」のミスマッチを防ぐことにつながります。複雑化し多様化する福祉ニーズに応えるためには、それぞれの「人」にアプローチすることが重要です。そのためには狭義の社会福祉学に加えて、関連する人間諸科学の方法や技術、知見を学ぶ必要があります。人間福祉学科では、社会福祉学の基盤的な学修を行いながら、隣接領域である⼼理学や発達科学などの諸科学の原理と方法論に基づき、人間の生涯にわたる成長とそれぞれの段階における⼼理と行動について理解を深め、生活上で発達的・⼼理的な問題を抱える人々に対して適切な支援をするための知識と技能を修得し、実践力を高めることを目指しています。ピアノの弾き歌いの練習「心理学的支援法」のロールプレイ「心理的アセスメント」の一場面生まれてから死ぬまでの生涯を通しての人の発達的変化を扱います。長い人生を生きながら、成長により実現するものと失うもの、障がいや衰退を含め、その現実を生きる人々の思いと悩みがあります。保育、子育て支援、児童発達支援、療育、音楽教育、社会的養護、精神保健、介護福祉等を通して、生涯を生きていく人々の現実と悩みに応じる発達臨床・生涯発達支援を学びます。心理学的な考え方と方法をもとに、援助が援助として受け止められ実を結ぶにはどのようなアプローチをとれば良いのか、原理的なところから考えます。また、人の認知や発達、人間関係、臨床・犯罪などの領域に広く目を向け、人間の意識や行動についての理解を深め、福祉に貢献するための知を生み出す方法を修得しつつ、援助のための心理学的な知識・技術を学びます。VR認知症体験らの学びらの学び[定員90名]人間福祉学科 [定員40名]生涯発達支援系福祉心理系生涯を生きていく人々の悩みに応じる発達臨床「人」の考察から福祉へアプローチ

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