064データ・数理科学コースコンピュータ工学コースソフトウェア情報学部は、データ・数理科学コース、コンピュータ工学コース、人工知能コース、社会システムデザインコースの、4つのコースで構成されています。どんな研究活動が行われているのか、研究室をのぞいてみましょう。生体力学が専門のニックス講師は、心臓ポンプなどの医療機器が引き起こす赤血球の損傷メカニズムを、シミュレーションで研究しています。「力学的因子を明らかにし、赤血球を損傷させない医療機器の開発に貢献したい」と話します。一方で、果樹園や福島原発廃炉内を舞台に、画像から物理空間を仮想空間で再現する「デジタルツイン」の構築に取り組むなど、農工分野にも展開しています。人にやさしい社会の実現を願っています。齊藤准教授の現在の研究テーマ「MR+360度インターネット放送の融合」は、MR(複合現実)デバイスを使って、放送者と視聴者のコミュニケーションを支援するもの。具体的には、アバターで視聴者の見ている方向を表示したり、視聴者からのスタンプを表示するなどして、対面に近いコミュニケーションの実現を図ります。学生にも「最先端の技術を組み合わせて新しいものを生み出してほしい」と期待しています。MR+360度インターネット放送の融合生物を対象とした物理シミュレーションの開発、デジタルツインの構築ニックス・ステファニー 講師の研究室齊藤 義仰 准教授の研究室|ようこそ研究室へ|
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