東京海洋大学 令和6(2024)年度 入学者選抜要項
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‐10‐ ≪水産教員養成課程≫ この課程は全国の水産・海洋系高等学校(水産高校)の教員を計画的に養成するためのコースであり,卒業要件を満たすことで,水産の教育職員免許状(教職免許状)を取得することができます。 定員は7名で,その内訳は,海洋生物資源学科に3名,食品生産科学科に3名,海洋政策文化学科に1名となっています。 水産教員養成課程に志願した場合は,はじめに水産教員養成課程の志願者として選考を行い,合格者を決定します。この時点で不合格となった場合にも,あらためて一般の志願者と同等の基準で選考を行います。 この課程の学生は,水産の教職免許状の取得に必要な科目の単位を修得することが義務付けられます。このため,「教職に関する専門科目」と所属学科の指定する「教科に関する専門科目」を履修することになりますが,「教職に関する専門科目」の単位の多くが卒業に必要な総単位数に含まれていますので,水産の教職免許状は取得しやすいようになっています。 具体的には,この課程の学生が卒業するために必要な単位数は,この課程以外の学生が卒業するために必要な124単位より9単位多いだけとなっています(この課程以外の学生が水産の教職免許状を取得しようとする場合には,卒業に必要な124単位のほかに「教職に関する専門科目」等の23単位を加えた147単位を最低限取得する必要があります)。例年,全国の水産高校から求人の問い合わせが寄せられることから,水産高校の教員を進路の選択肢の一つとして考える学生にとって,非常に魅力的な課程となっています。 なお,本課程では,水産の教職免許状取得を目的としていますが,卒業後の進路が水産教員に限定されるわけではありません。卒業後は,本学の大学院や海洋科学専攻科への進学,一般企業や公務員への就職など,この課程以外の学生と進路選択は全く変わることはありません。 海洋生命科学部では,TOEIC L&Rスコア600点取得を学部4年次への進級要件としています。 その支援のため,TOEIC学習専門の英語教員の配置,スコア別・技能別TOEICクラスの設置,語学学習用の個人ブースや防音個室ブースを完備した学習スペース「グローバルコモン」の設置,英語学習アドバイザーによる学習支援など,入学後も英語学習を強くバックアップする体制を整備しています。

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