神戸大学大学院 経済学研究科 経済学部 2018
10/28

08六甲台一口メモ l イノシシも出没する。個性を生かす少人数教育 3年生からは,希望する教授の下で研究指導(ゼミ)が始まり,専門の文献の輪読や共同研究などを行います。さらに4年生の1年間は,自らが選んだテーマについて個別研究発表を行い,卒業論文を作成します。経済学部では,定員を少人数(10名程度)に限定し,きめ細やかな指導と学生同士の討論によって,専門的知識やプレゼンテーションのスキルを養っています。また,ゼミの合宿や旅行,懇親会などを通じて,教授と学生という枠を超えた社会人同士の付き合いになります。教授や先輩,後輩,OB・OGなどゼミを通じた出会いは,学生生活を一層充実させてくれる貴重なものとなるでしょう。潜在的な能力を引き出すために ゼミの研究成果を発表する場として,「三大学対抗ゼミ(三商大ゼミ)」が毎年行われています。これは旧制商科大学を前身とする神戸大学・一橋大学・大阪市立大学の「旧三商大」で行われる伝統の討論会です。ここでは各ゼミが共通のテーマに沿った研究を発表し合い,討論します。教授の助言を受けながらも,学生自身で論文を完成させた時に得られる達成感と充実感は,ゼミならではのものです。また討論会の場は,各ゼミがお互いに負けまいとする非常に白熱したものになります。こうした経験や,大学を越えた出会いは自らに刺激を与え,必ず成長の糧になると思います。伝統の三大学対抗ゼミ平成28年度佐々木 悠近畿地方の都市規模に関する施策 ーコンパクトシティと最適人口規模の視点からー田中 佑奈2020東京オリンピックを契機とした地方創生 ー事前合宿誘致に着目してー寺田 雅俊明治期の内国博覧会の産業史的意義についてー京都博覧会に関する分析ー長谷川 寛之日本農業の発展に関する理論的・計量的考察ー労働生産性と土地生産性に注目してー平成27年度浅海 達也関税の撤廃時期とFTAの支持率 ー年齢・能力・政治力に関して異質な個人を考慮してー亀井 志都花第一次馬政計画(1906~1935)の目的と実態 ー東北地方における農家経営への影響ー濵邉 梨花商品の耐久性が企業の価格戦略に及ぼす影響船崎 義文刑罰による犯罪抑制効果に関する実証分析 ー殺人・強盗・傷害・窃盗・詐欺を中心にー■優秀卒業論文賞(白木賞)受賞者とそのテーマ(過去2年間)最優秀卒業論文賞受賞論文は,ホームページ上で閲覧することができます。http://www.econ.kobe-u.ac.jp/introduction/undergrad/awards.html活動は学外へも広がって 大学生活はキャンパス内にとどまりません。経済学部ではEU の資金援助を受けたジャン・モネ・プログラムにより,合宿,韓国や台湾の大学との対抗ゼミを行っています。合宿では,著名なEU研究者や日本に駐在するEU 諸国の外交官による講義を受けるほか,大学の枠を超えてEUに関心をもつ学生とのグループ・ディスカッションなど密度の濃い時間を過ごすことができます。対抗ゼミでは,釜山国立大学や国立台湾大学の学生と英語でディスカッションや学生交流を行っています。 神戸大学の学生を中心とするNPO法人「ごみじゃぱん」(代表:経済学研究科 石川雅紀教授)は,容器包装ごみの削減を目指した学生・住民・企業・行政の連携による活動を展開し,包装の少ない商品をマークを付けて消費者に知らせることで,ごみが減らせることを実証しました。活動は,近畿・中部70店舗余りに広がり,全国展開を目指しています。学生の活動が評価され,2012年度3R功労者表彰内閣総理大臣賞,神戸ユース賞を受賞しました。また,低炭素杯2015環境大臣賞金賞(地域活動部門)を受賞しました。

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る