神戸大学 大学院経済学研究科・経済学部 2024
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■ 2022年度 大学院生の主な学会報告リスト■ 2022年度 六甲台研究奨励賞(岸本賞)  受賞例受賞者魯 培瑶魯 培瑶張 玉蓮張 文婷周 揚※この賞は,経済学研究科の大学院生の論文が,SSCI(Social Sciences Citation Index)かSCIE(Science Citation Index Ex-panded)掲載の査読付学術誌に掲載されたとき,その努力を讃え,研究の一層の進展を奨励する目的で,2004年度から授与されています。学会名(指導教員名)第17回日本統計学会春季集会(茂木)公益事業学会2022年度全国大会(第72回) (宮崎)The 5th International Conference on Econometrics and Statistics (EcoSta 2022)(末石)日本金融学会2022年度秋季大会(松林)論文タイトル"Can ESG investments and new environmental law improve social happiness in China?""Policy effect of the "blue sky plan" on air pollution, ESG investment, and financial performance of china's steel industry""A connectedness analysis among BRICS's geopolitical risks and the US macroeconomy""Volatility spillover and investment strategies among sustainability-related financial indexes: Evidence from the DCC-GARCH-based dynamic connectedness and DCC-GARCHt-copula approach""Effects of China's Capital Controls on individual asset Categories"掲載誌名"Frontiers in Environmental Science""Frontiers in Environmental Science""Economic Analysis and Policy""International Review of Financial Analysis""Finance Research Letters" 経済学の研究は,個人が孤立して行うものではありません。自らの研究を進めるためには,広く様々な研究を知ることと同時に自らの研究を公表することが重要になります。神戸大学大学院経済学研究科の大学院生は,学内で開かれる様々な研究会・ワークショップや日本各地や海外で開かれる学会で積極的に研究成果を報告し,多くの学術雑誌への投稿を通して教員とともに,日本における経済学研究の重要な拠点である神戸大学大学院経済学研究科の研究活動を支えています。日本金融学会第2回「若手研究者の金融セミナー」(西山)公共選択学会第26回大会(永合)環境経済・政策学会2022年大会 (宮崎)日本財政学会第79回大会(玉岡)若手研究者の金融セミナー(岩壷)ワークショップからの知的刺激 経済学の各分野の国内外の著名な研究者を招き,その最先端の研究を聴く場,大学院生の研究を報告する場として経済学研究科が設けている研究会が,六甲フォーラムです。六甲フォーラムは,定期的に行われる定期六甲フォーラムと,不定期に行われるその他の六甲フォーラムがあり,これらを合わせて毎週のように開催されています。 この他,ミクロ経済理論,ゲーム理論を中心とする研究会である六甲台セオリーセミナーや,マクロ経済学を中心とする研究会である六甲台マクロセミナーなど,教員が自主的に運営する各自の研究会が存在しています。また,1963年に発足し,フリードマンやハイエク,ルーカスなど著名な研究者も報告したこともある金融にかかわる包括的な研究会である神戸大学金融研究会は,2013年11月で開催が500回を超えるなど,学会といっても良い規模と伝統を誇っています。 さらに,これらとは別に博士後期課程学生向けに六甲フォーラム模擬報告シリーズが運営され,大学院生の研究計画に対するフィードバックや発表の仕方などに対するコメントなど,研究力やコミュニケーション能力を養うための場所として運営されています。研究成果の公表(論文,学会報告) 大学院に進学すると,研究者として学術雑誌への投稿,学会報告により自らの研究成果を公表することが必要になります。そこで,経済学研究科では,論文作成にあたってのコメントを求めることなどを目的としてワーキングペーパーを刊行しており,大学院生もこれを利用して研究を公表することができるようにしています。さらに,英語論文を海外の専門誌に投稿する場合,英文校閲への援助や,論文が査読付雑誌に掲載された場合には,六甲台研究奨励賞を授与するなどの制度があります。また,1953年以来,大学院生が論文発表の場として,自主的に雑誌『六甲台論集』を発行しています。22研究環境 −知の最前線−

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