熊本大学 教育学部 学部案内 2020
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9明日の特別支援教育を担う人材を育む特別支援教育特別専攻科は、現職教員や他分野の教員免許状をもつ学生を対象として特別支援教育に関する専門教育を行います。特別支援学校教諭免許状(知的障害者、肢体不自由者、病弱者)の一種免許を取得できます。授業では、特別支援教育に関する基礎的な知識を修得し、演習や教育実習を通して実践的な力を身につけ、特別支援教育に関する研究論文を作成します。看護師資格を生かした養護教諭へ看護専門学校や看護系大学などを卒業した学生が、看護の素養の上に教養教育科目、教職教育科目、養護教諭に必要とされる専門科目(学校保健学、養護学など)を一年間で学び、養護教諭一種免許状を取得するコースです。臨床経験を持つ学生と持たない学生が共に学ぶことも魅力の一つです。現代的教育課題への対応能力の育成大学院教育学研究科は、令和2年度より教職大学院の課程のみ募集を行っています。教職大学院は、教師としての実践力向上を目指したプロフェッショナルスクールであり、修士論文を課すアカデミックスクールとしての大学院とは、理念が異なります。ゆえに、修得単位数も多く、また、教育実践研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲという現場での実習科目が、2年間で10単位設定されています。大学院で理論面を、現場で実践面を学び、2年間で、理論と実践を何度も往還することで、教師としての実践力を向上させるカリキュラムとなっています。教職大学院の課程に、学校教育実践高度化コース、教科教育実践高度化コース、特別支援教育実践高度化コースの3つがあります。すべての院生は、共通科目と教育実践研究(現場での実習)で30単位を修得し、また、各コース、各重点領域ごとに20単位程度修得します。また、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会から派遣された現職教員も6名いて、学部から直接上がってきた院生と、現職派遣教員院生が共に学ぶことで、全員の学びを楽しく深いものとしていく環境にもなっています。大学院教育学研究科(教職大学院の課程)専特特別支援教育特別専攻科養護教諭特別別科養

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