熊本大学 理学部 2024
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なかた   みゆきなかたみゆき准教授さきた   しょうたろう野外実習(森林昆虫相)動植物の遺伝子解析講義風景研究発表会植物材料(オカオグルマ:黄色)    (オキナグサ:紫)(4年)実習風景野外実習(水生生物相)遠心機を用いた実験風景中田 未友希研究分野:植物の変形と運動の     データサイエンス崎田 将太郎■■■■■■■■2年次開講科目分子生物学、沿岸生態多様性学、海洋生態多様性学、バイオイメージング、基礎生物学実験3年次開講科目内分泌学、多様性進化学、系統分類学、発生生物学、分子農学、植物細胞学、分子細胞生物学、分子遺伝学、保全生物学、動物細胞学、植物発生学・ゲノム科学、生物地理学、動物発生工学、生物環境概論、細胞生物学概論、生物学実験(A,B,C,D)、臨海実習(Ⅰ,Ⅱ)、データサイエンス(Ⅰ,Ⅱ)4年次開講科目生物環境特別講義( A〜L )生物環境セミナー( A , B )、卒業研究植物研究×プログラミングその新しさが魅力です もともと自然科学系の事象に興味がありりました。生物を選んだのは、ドミノ倒しのよように理論が蓄積された結果として様々な生生命現象を説明できると学び、面白いと感じじたからです。中田研究室を選んだのは、ずっっと顕微鏡をのぞいたり細胞を培養したりししているイメージがある生物研究に対し、ププログラミングを使って植物の動きを解析すするという新しさに魅力を感じたから。これれから、植物を3Dにモデリングして動きをを解析する研究を行う予定。これも結構新ししい試みなので、今はそれに向けて論文を読み、データを取る練習などを行っています。植物の葉の動きを数値化しシンプルに理解 研究の一つが、植物の葉の動きと、それを理解するためのデータサイエンスです。植物には、太陽の方に葉の向きを変えたり、就眠運動をしたりするものがあります。葉の動きは、平たい葉身と棒状の葉柄の間にある葉枕(ようちん)が大きく変形することで起こります。このメカニズムを、力学的かつ分子的に解明するのが私の研究。 そのために、形状の変化を定量化し、統計学的に分析、モデル化するデータサイエンスを組み合わせています。 植物も実は、タイムラプス撮影して早回しするとすごく大きな動きをしていることが分かります。それを数値化すると、一見複雑そうな自然現象を数式としてシンプルに理解できる。植物を含め生き物は複雑ですが、その複雑な現象を数理的に理解することに興味がある人には魅力ある研究だと思います。LaboratoryLabornow

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