高知工科大学 2024
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高知工科大学卓球部は全国国公立大学卓球大会において、女子が9連覇を成し遂げ男子も4連覇を達成している、まさに王者と呼べる強豪大学。その卓球部を力強く牽引しているのが景山 拓海さん。国公立の大会や全日本学生卓球選手権大会の四国大会で3冠を勝ち取った景山さんに話を聞いてみました。80KUT WAY 2024大学では経済・マネジメント学群でスポーツマネジメントを専攻しています。朝岡先生(朝岡 孝平講師)のゼミに所属し、卓球のセミプロ卓球リーグ、Tリーグについて研究しようと思っています。2018年10月のプレミアリーグ開幕当初の勢いに最近翳りがみえてきた原因は何なのかなど、様々な問題点を過去の卓球専門誌などを資料にして考察していけたらと考えています。状況でも嫌になったりくさったりせず、負けた試合の動画を繰り返し見て、どこが良くなかったかをチェックし欠点の修正を試みていました。また、監督からも指導やアドバイスを受け、今までの自分のスタイルと違うことに戸惑いを覚えながらも諦めずに改良に取り組んでいたところ結果がついてくるようになりました。めざしていた目標に手が届いた3年次 2年間の苦闘の結果、3年次には自分の思うような卓球ができるようになりました。まず、全国国公立大学卓球大会では、団体で男子4連覇を果たすことができ、女子の9連覇とともに常勝高知工科大学の名をより高めることができました。加えてシングルスとダブルスも優勝し、3冠を達成することができました。また、全日本学生卓球選手権大会では四国大会を3冠で勝ち上がり、全国大会では3回戦まで進むことができました。その試合では、強豪私立大学の選手から勝利することができ、入学当初からの目標のひとつを叶えることもできました。また、天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会への出場も叶い、4回戦まで勝ち進めたのも大きな収穫でした。 今年もこの大きな3つの大会に出場し、昨年以上の成績を収めたいと思っています。団体としては国公立大学の大会での連覇記録の更新がかかっていますし、インカレで団体ベスト8の目標を達成したいと練習に励んでいます。 卒業後も選手として実業団で卓球を続けたいと思い、卓球選手の育成に力を入れている企業に就職を決めました。社会人の大会でランクイン(シングルス16位・ダブルス8位以内)できるよう頑張ります。景山 拓海 さん経済・マネジメント学群3年岡山県・私立関西高等学校出身2023年3月に約10日間ほどドイツの卓球ブンデスリーガでの研修に参加してきました。高知工科大学からは自分含めて3名での参加。練習に参加し、ドイツの卓球の環境は自分には合っている気がしました。センパイがんばる結果を出せず苦悩した1.2年次 高校はインターハイ出場の常連校で、自分自身も3年生の時にはシングルス、ダブルスともに出場し、団体ではベスト8に入る戦績を残していました。大学進学は卓球ありきでしたが、強豪の私立大学よりも国公立大学でありながら卓球の強い大学に入りたいと考え、高知工科大学を選択しました。当時から高知工科大学は全国国公立大学卓球大会で連覇中で、常勝チームとして全国に名を馳せている大学でした。 このような強いクラブに入り、名だたる強豪私立大学を打ち負かし、シングルス・ダブルス・団体すべてで優勝、3冠を勝ち取ることを夢見て練習に励んでいましたが、入学後2年間は思うような結果を残すことができませんでした。団体メンバーに入ることはできましたが、負けてばかりで毎回悔しい思いをしていました。ただそのような卒業研究も卓球を軸にスポーツマネジメントの領域で。努力が実を結び、全日本レベルで活躍できた1年でした。

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