京都教育大学 大学案内 2021
10/44

09 あ あ あ あ障害のある子どもたちの可能性を広げる教員、子ども一人ひとりに合わせた教育を進める教員を養成する。障害児生理・病理教授小谷 裕実 病気や障害で特別な支援を受けながら学校に行く子どもたちがいます。そのような子どもたちを教える先生には、専門的な知識や能力、高い志が求められます。その基礎として、仲間を敬い、仲間と協働で何かを成し遂げる力、子どもたちやそのご家族の気持ちに寄り添う力、子どもたちのお手本となる言葉づかいや立ちふるまいも、実は大切な資質です。互いを敬い、社会でよりよく生きる力を、育める先生になってください。発達障害教育専攻主な履修科目 :特別支援教育基礎理論障害児教育方法知的障害心理学概論特別支援学校教諭小学校教諭中学校教諭 など障害児動作概論肢体不自由教育病弱教育重複障害教育総論LD等教育総論障害児心理臨床>>活躍の場 : 本専攻では、知的障害・肢体不自由・病弱の3領域について、特別支援学校の教員免許を取得することになります。LD・ADHD・自閉スペクトラム症などの発達障害のある子どもたちの教育についても学びます。子ども一人ひとりを多面的に理解し、教育・指導を進めていくために必要な知識や技能を、本専攻では総合的に学びます。 大学の近くに附属特別支援学校があるほか、発達障害のある子どもたちとの活動の機会もあり、実践的な学びを進めることができます。障害のある子どもに関わるボランティア活動に参加する学生も多くいます。 特別支援学校をはじめ、小学校・中学校の通常学級や特別支援学級など、卒業生の活躍の場はさまざまです。Q&A発達障害教育専攻 2回生福井県立武生高等学校出身立石 愛美 さん 私は幼いころから障害のある方との交流がありました。そのなかで、障害のある方の困っていることや、必要としている支援を知りました。しだいに、特別支援学校の先生になって障害のある子どもに適切な支援をしたいと思うようになり、発達障害教育専攻を志望しました。 本専攻では、学校に出向いて子どもたちの学び方を観察する機会が数多くあります。現場での学びと大学での学びを合わせて、多角的な視点を身につけていきたいです。そして、丁寧に子どもたちと向き合うことができる先生になりたいです。“発はっしょう障”の雰囲気はどんな感じ?1学年がおよそ20名の、ほどよくアットホームな専攻です。学生どうしの関係を深めやすいのが魅力で、学生と教員の距離も近いです。1回生から積み重ねていく教育実習も、仲間と支え合って取り組めます。※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る