京都教育大学 大学案内 2021
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15 あ あ あ あ技術の果たす役割と責任、そして自らものを作り上げる喜びを子どもたちに伝えることのできる教員を育てる。情報学准教授伊藤 伸一 技術領域専攻では自らの手で木や金属を利用し作成したり、電気回路やプログラムを作成したり、生物を育成したり、つくる能力を育ててそれを子どもに伝えていける学生を求めます。人間の生活に役立てることができるのが、技術科の学習です。座学と実習と両方ありますが、苦手なもののほうが後になるとかえって自分の身になっていることが、よくあるものです。若い感性をもって学ぶことを私たちと一緒に発展させていきましょう。技術領域専攻技術科の「ものづくり」で何を学ぶの?主な履修科目 :電気基礎・実習機械基礎・実習木材加工法・実習小学校教諭中学校教諭(技術)高等学校教諭(工業) など金属材料情報基礎実験栽培実習創造技術実習中等技術科教育中等工業科教育>>活躍の場 : 本専攻では、生産、消費、廃棄(再資源化)のサイクルにおける種々の技術の基本はもちろん、それら相互の関係や役割、さらには技術の背景にある思想を総合的に学習します。学生はまず、技術に関する基礎的知識とその教育方法を、座学だけではなく、演習・実習を交えて習得します。その後、技術を自然、環境、社会、人間との関連の中で総合的に理解し正当に評価できるよう、より深く学習・研究し、最後にこれらの総まとめとして、各自が設定したテーマで卒業研究に取り組みます。 このような学習を通じて、子どもたちが技術の役割を頭と身体で正しく理解し評価できるように指導出来る、深い知識と技能を習得した実践的指導者として優れた教員を養成します。技術科の「ものづくり」では、作品の完成がゴールではなく、製作を通じて学生に様々な技術的能力を身につけさせるとともに、感性を育て、技術的素養をもった人格を形成することを目的としています。Q&A技術領域専攻 4回生滋賀県立守山高等学校出身板倉 駿 さん 私が技術領域専攻を志望した理由は、本専攻で学べる「ものづくり」に大いに魅力を感じたからです。私は小学校の先生を目指しており、小学校は児童の感性を育てる場所であると思っています。本専攻では、木材や機械、電気など、非常に多様な分野を学習することができ、座学だけでなく、演習や実習を通して、より実践的に学ぶことができます。その中でも「ものづくり」という部分では、探究すればするほど感性を養うことができます。本専攻で学んだことを活かして、児童の感性を育てる授業づくりができる小学校の先生になりたいです。※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。

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