京都教育大学 大学案内 2022
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18 音楽は、感情や表現を伝えるコミュニケーションツールとして、人の心や身体だけではなく、社会を動かす力を秘めています。学校における音楽の授業は、子どもたちがその力を体験する大切な場となります。 このような音楽教育に情熱と使命感を持ち、また音楽の多様な世界に興味・関心を持って意欲的に学ぶことのできる学生を期待しています。私たちと一緒に、音楽教育が創る未来を考えていきましょう!器楽教授山口 博明 私は、これまでに出会った音楽や先生方に支えられてきました。その音楽に携わる、憧れの先生になるため、充実した実地教育がある京都教育大学を志望しました。 本学では、実際の教育現場を、1回生の頃から見ることができます。先生になった時、実地教育で得る経験は何よりも大切なものだと思います。私はこれから多くの経験を積み、音楽を通して子どもたちの可能性を広げることができる、小学校の先生になりたいです。音楽領域専攻 2回生高知県立岡豊高等学校溝渕 夏樹さん いま学校での音楽教育は大きく変わりつつあります。本専攻ではその変化に対応するため、実際の音楽の授業を想定した体験的な活動や、タブレット等ICT機器を用いた活動、学生同士で学びあう活動など、新しい授業のスタイルを積極的に取り入れ、実技、理論の両面から学びます。 さらに、「和楽器演習」「民族音楽学演習」など、今まさに現場で求められている教育内容にも対応した授業科目を設けています。これらの学びを通じ、小学校をはじめ、中学校、高等学校等における音楽教育をリードできる教員を養成します。卒業研究においては、演奏・創作・論文の中から学生が主体的にテーマを選び、各自の課題に適した教員の指導のもと、研究に取り組みます。 多くの学生が幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校など、複数の教員免許を取得して卒業します。音楽を通して社会に働きかけられる、高い実践力や指導力を身につけることを目指す。※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。主な履修科目小学校教諭・中学校教諭(音楽)・高等学校教諭(音楽) など活躍の場初等音楽科教育中等音楽科教育ソルフェージュ声楽基礎演習器楽基礎演習日本音楽・民族音楽概論西洋音楽史作曲・編曲法基礎演習指揮法音楽領域専攻Q&A京教大の音楽科だからこそ学べることは?音楽と教育をそれぞれに専門とする教員のサポートのもとで、次代を担う子どもたちに音楽の感動をどのように伝えるかということを、常に意識した実践的な学びができるのが最大の特長です。

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