京都教育大学 大学案内 2023
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Question!BE A TEACHER!10大城 陽菜さん国語領域専攻 3回生沖縄県立八重山高等学校 「言葉」は全ての学びの原点となるものであり、それを育むことのできる教科が国語であると考えています。私は、長い歴史があり、多くの言葉や文化が生まれた地・京都で、国語についての専門的な知識や教育について学びたいと考え、国語領域専攻を志望しました。 本専攻では国語学・国文学・漢文学・国語教育を学び、様々な観点から「言葉」そのものや指導方法について探求しています。そのような学びを活かして、将来は教科書からは知ることのできないような情報を交えながら、国語を学ぶことの楽しさを伝えていけるような先生になりたいです。日本語は世界一難しいって本当ですか?音声・文法・語彙、どの角度から見ても、特に難しくありません。難しいのは文字だけです。ひらがな・カタカナ・漢字を混ぜて使い、どれもが複雑で覚えにくい。文字の学習に関しては、世界一大変かもしれません。主な履修科目国語学概説・特講・演習国文学概説・特講・演習漢文学概説・特講・演習活躍の場国語教育概説・特講・演習基本書法小学校国語科教材論小学校教諭・中学校教諭(国語)・高等学校教諭(国語) など児童・生徒のための日本語教育論 話したり、聞いたり、読んだり、書いたりすることは、好きですか?言葉は人々の経験や感情をかたどり、他者に伝えるための重要なツールです。物語もまた同じような機能を持っています。 国語領域専攻では、言葉とは何か、どのような働きをするのか、魅力的な表現とはどのようなものかを学びつつ、それをどうしたら子どもたちに学習させられるのかを考えていきます。国文学、漢文学、国語教育学、日本語教育学の教員があなたをお待ちしています。一緒にぜひ学びましょう。※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。国文学教授天野 知幸言葉の魅力にせまり、豊かな心と表現力を育てられる教員を養成する。 小学校6年間で授業時数のもっとも多い教科は何だったか、覚えていますか?答えは「国語」です。いまの小学校1年生では授業時数の3分の1以上が国語の時間に充てられています。言葉の能力はすべての教科の学習活動の基礎です。国語という教科はその大切な基礎を育てる役割を担っていると考えられます。 国語領域専攻では、4年間の学びを通して、言葉についての幅広い関心と深い洞察力を持つこと、また言葉とその教育に関する分析力を身につけることを目指しています。国語学、国文学、漢文学、国語教育といった多面的な角度から言葉についての学びを究め、子どもたちに確かな言葉の能力を育てられる力を持った教員を養成します。あわせて日本語が母語でない子どもの言葉の教育について学べることも特色です。国語領域専攻

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