京都教育大学 大学案内 2023
15/44

BE A TEACHER!14市古 季穂さん理科領域専攻 4回生京都府立洛北高等学校 私は、中学生の時から理科が好きでしたが、周りには理科があまり得意ではないという友達もいました。そこで、どのような児童生徒にも理科に興味を持ってもらえるきっかけを作りたいと思い、理科領域専攻を志望しました。 本専攻では、大学構内の環境を生かした実験が豊富に行われているので、実際に体験することにより学びを深めることができます。また、新たな価値観に触れる機会がたくさんあるため、日々新しい発見があります。 私は、身の周りの現象に興味を持ち、面白いと思うきっかけを作ることができる中学校教師になりたいです。理科教育を学んで見えてくる視点とは?「考えること」とは知識と経験の積で表されることがポイントです。経験だけでも知識だけでも零となります。知識と経験のバランスに気づくと人も変わります。理科教育を学んで考える質を高めていきましょう。主な履修科目初等理科教育物理学物理学基礎実験活躍の場物理教育実験化学化学基礎実験化学教育実験生物学生物学基礎実験小学校教諭・中学校教諭(理科)・高等学校教諭(理科) など地学地学基礎実験小学校理科教材論理科教育総合演習その他、各専門実験など理学分野の専門科目理科領域専攻では、物理学、化学、生物学、地学の4分野全てと理科教育について学びます。そのため自然科学全般に対する幅広い知識と関心を持つことが望まれます。日常の中にある不思議に対して疑問を持つ好奇心とそれを解き明かそうとする探究心は自然科学の基礎といえます。大学での学びは、自ら学びそして深めていくことです。そうした経験を幾つも重ね、今度は皆さんが教壇に立ち、児童・生徒を不思議があふれる自然の探究へと誘ってほしいのです。Question!※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。地学・地学教育教授田中 里志自然を学び、探究し、それを児童・生徒に伝える役割を持った人間を育てることを目的とする。 現代社会は、科学技術が急速に発展し、自然の事象に対する理解も精緻なものが要求されています。これらを正確に理解し、その根底にある原理や法則などを理解することは難しいものになりつつあります。だからこそ、児童・生徒にわかりやすく教えることができる資質を身につけることが大切です。学ぶ対象である自然は広く、奥深いものです。まず自分が自然に親しみ、感動し、自然から学ぶ姿勢を身につけ、自然に対する理解を深めることが必要です。そのため、物理学、化学、生物学、地学の4分野および理科教育について学び、教員としての資質を高めていきます。本専攻は、自然についての学びと探究を小学校、中学校などの児童・生徒に伝えると共に、児童・生徒の探究心を鼓舞し、理科に対する興味関心を喚起できる教員の養成を目指しています。理科領域専攻

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る