京都教育大学 大学案内 2023
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BE A TEACHER!島 樹生さん技術領域専攻 4回生京都府立北稜高等学校主な履修科目電気基礎・実習機械基礎・実習木材加工法・実習活躍の場15金属材料情報基礎実験栽培実習小学校教諭・中学校教諭(技術)・高等学校教諭(工業) など創造技術実習中等技術科教育中等工業科教育技術科の「モノづくり」で何を学ぶの?技術科の「モノづくり」では、作品の完成がゴールではなく、製作を通じて学生にさまざまな技術的能力を身に付けさせるとともに、感性を育て、技術的素養をもった人格を形成することを目的としています。 私はこれまでの学校生活で学習してきた農業や工業、情報などの科学技術を、自らが実際に体験して学ぶことで、教養の深い先生になりたいと考え、技術領域専攻を志望しました。本専攻では木工や金工、栽培、電気、機械、情報など非常に幅広い内容を、ものづくりなどの実践的・体験的な活動を通して学習することができます。 科学で探究された原理・法則をもとに、人々の願いを実現するのが技術科です。その技術科での学びを通して子どもたちの視野を広げ、自ら問題を解決できるような子どもたちを育てる教師を目指しています。 技術領域専攻では、木材や金属の加工、電気回路やプログラムの作成、生物の育成といったさまざまな「モノづくり」について学びます。自ら手を動かして、一からモノを作り上げることは、大変ではありますが、実際にモノが出来上がったときには達成感も得られます。「モノづくり」の大変さや楽しさを、私たちと一緒に学んでいきましょう。Question!※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。機械工学講師赤井 淳嗣技術の果たす役割と責任、そして「モノづくり」の楽しさと重要性を子どもたちに伝えられる教員を育てる。 本専攻では、生産、消費、廃棄(再資源化)のサイクルにおける種々の技術の基本はもちろん、それら相互の関係や役割、さらには技術の背景にある思想を総合的に学習します。学生はまず、技術に関する基礎的知識とその教育方法を、座学だけではなく、演習・実習を交えて習得します。その後、技術を自然、環境、社会、人間との関連の中で総合的に理解し正当に評価できるよう、より深く学習・研究し、最後にこれらの総まとめとして、各自が設定したテーマで卒業研究に取り組みます。 このような学習を通じて、子どもたちが技術の役割を頭と身体で正しく理解し評価できるように指導出来る、深い知識と技能を習得した実践的指導者として優れた教員を養成します。技術領域専攻

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