京都教育大学 大学案内 2023
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STUDENTINTERVIEW26その他の先生の取り組みはこちら 誰一人取り残さない教育の実現や、学びを止めない持続的な教育の保障は、国際連合の提唱するSDG4(質の高い教育を皆に)に関わる重要な目標の一つです。2020年以降、コロナ禍により、大学では対面型講義からオンラインを組み合わせたハイブリッド型講義に変更し対応してきました。今後も、予断を許さない状況にあることから、体系的で効果的なハイブリッド型講義システムの構築が急務であるといえます。 そこで、これまでハイブリッド型講義を実践してきた各種取組を集約・整理・分析し、教育効果の高いハイブリッド型講義のあり方について紹介するために、解説動画QRコード付きパンフレットを作成しました。GIGAスクール構想の早期実施により、全国の小中高等学校では一人一台のタブレット環境が急速に整備されました。本パンフレットで紹介している動画教材の作り方を参考に、小中高等学校でのハイブリッド型の授業が充実していくことを期待しています。 他にも、京都教育大学公式YouTubeサイトでは、学生が制作した様々な学習動画コンテンツを公開しています。教員を目指す受験生の皆さんも、学びを止めない学習支援システムづくりに一緒に参加していきませんか。本学では、複数学校種の教員免許状を取得できるよう時間割を編成しています。「小学校+中・高等学校」、「小学校+特別支援学校」、「小学校+幼稚園」などの組み合わせで、これまで多くの学生(※)が複数校種の免許状を取得しています。また、小学校での教科担任制が検討(外国語、国語、理科、算数)されていることからも、本学では複数校種の免許状の取得を強く推奨しています。(※)2021年3月卒業生は80%、2022年3月卒業生は87%が、複数校種(中・高の同一教科の複数免許は除く)の免許状を取得しています。SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは?2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための17の国際目標」のことです。数学科 教授黒田 恭史 技術・家庭科は、1つの教科であるのに技術分野と家庭分野の担当教員がそれぞれいることから、両方の免許を取得することで技術分野と家庭分野の学習内容を関連付けた、学習意欲を高められる授業が実践できるのではないかと考え、技術と家庭の免許取得を目指しました。複数免許を取得することで、様々な分野について学ぶことができ、教員になった際に指導の幅を広げられるのではないかと考えています。技術領域専攻 卒業 長谷川千華SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。SDGsの達成に向けて、京都教育大学が取り組んでいる活動を紹介します。SDGsの視点で見るとSDGsの視点で見るとSDGsの実現に向けた小中高等学校におけるハイブリッド型授業づくりのための解説動画指導や支援の幅を広げることに繋がります。プラスLチャレンジ

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