京都教育大学 大学案内 2024
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KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2024主な履修科目特別支援教育基礎理論障害児教育方法知的障害心理学概論活躍の場本専攻は、特別支援教育に携わる教員養成部門であり、教育学、社会学、心理学、行動科学、小児医学を専門とするスタッフが教育・研究に従事しています。本専攻の学生は、小学校(まれに中学校)の一種免許状と特別支援学校の一種免許状(知的障害・肢体不自由・病弱)の2つの免許状を必ず取得しなくてはいけません。そのため、本専攻の教育実習は、京都教育大学の13専攻の中で最も期間が長く、じっくりしっかり児童生徒と関わり合うことができます。教育実習以外でも、授業やボランティアで知的障害や発達障害のある子どもたちとの活動の機会もあり、学習を確実なものにします。 現在、特別な支援を必要とする児童生徒数は年々増加しており、特別支援教育の専門性を有する本専攻の学生は、学校教育において活躍が期待され、必要とされています。障害児動作概論肢体不自由教育病弱教育特別支援学校教諭・小学校教諭・中学校教諭 など重複障害教育総論LD等教育総論障害児心理臨床Question!“発障(はっしょう)”の雰囲気はどんな感じ?1学年がおよそ20名弱の、ほどよくアットホームな専攻です。学生どうしの関係を深めやすいのが魅力で、学生と教員の距離も近いです。1回生から積み重ねていく教育実習も、仲間と支え合って取り組めます。適切で柔軟な支援を行いたい 難聴の友人と出会い、彼女の抱える悩みや想いに気づくことが出来ました。そのことから、生きづらさを感じている子どもたちに適切な支援を行える先生になりたいと思い、本専攻を志望しました。 本専攻では、特別支援学校に通う子どもたちと関わる授業もあり、活動の中での行動を記録・考察し、障害の特性について学んでいます。様々な障害についての学びを深め、個別最適な支援方法を追求しています。 今後は教育実習でさらに実践力を身につけ、一人ひとりの個性を理解し、様々な支援方法を考えられる柔軟な特別支援学校の先生になりたいです。09障害児生理・病理教授牛山 道雄※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。発達障害教育専攻 3回生姫路市立琴丘高等学校大上 那奈さん 現在、少子化の日本において、特別な支援を必要とする児童生徒数は年々増加し、特別支援教育の専門性のある教員の活躍が期待されています。 特別支援教育の専門性は、障害特性の理解や指導方法の習得という実務的な知識・技能だけではありません。“子どもたちの可能性を広げたい”、という強い願いが教育の未来を創ります。子ども一人ひとりに寄り添い、特別支援教育に携わりたい受験生の皆さん、発達障害教育専攻で学んでみませんか。障害のある子どもたちの可能性を広げる教員、子ども一人ひとりに寄り添うことができる教員を養成する。発達障害教育専攻

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