京都教育大学 大学案内 2024
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KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2024主な履修科目国語学概説・特講・演習国文学概説・特講・演習漢文学概説・特講・演習活躍の場国語教育概説・特講・演習基本書法小学校国語科教材論小学校教諭・中学校教諭(国語)・高等学校教諭(国語) など児童・生徒のための日本語教育論Question!日本語は世界一難しいって本当ですか?音声・文法・語彙、どの角度から見ても、特に難しくありません。難しいのは文字だけです。ひらがな・カタカナ・漢字を混ぜて使い、どれもが複雑で覚えにくい。文字の学習に関しては、世界一大変かもしれません。国語教育の専門知識を身に付けたい 現代の社会で必要なことは、人によって考え方が多様であることに気づくことだと考えます。そのため、児童生徒が文学作品の解釈の多様性や言葉について理解し、社会で必要とされている力を身に付けられるような国語の授業の研究をしたいと思い、国語領域専攻を志望しました。 私は大学院までの6年間での勉強を通して、自分の得意分野であるICTの活用について国語教育の観点から深く探求し、様々な専門的な知識を身に付けていこうと考えています。 このような専門的な学びを活かして、国語教育を通して解釈の多様性を教えられるような先生になりたいです。10国語教育学准教授寺田 守※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。国語領域専攻 3回生京都府立南陽高等学校田中 大輝さん 学生たちと話をすると高校時代の読書経験がよく話題にのぼります。「友達とテスト対策をしていると作品解釈に盛り上がった。」だから文学が好きだと。 私はこの辺りに国語の学びの大切な核があると考えます。経験を共有することでしか伝えられない学びが確かにあるように思われます。 本学では教員と学生とが顔を寄せ合う授業が多くあり、情報を一方通行で伝達するのでなく、関わりの中でみなさんが学んでいく場を作ります。言葉の魅力にせまり、豊かな心と表現力を育てられる教員を養成する。 小学校6年間で授業時数のもっとも多い教科は何だったか、覚えていますか?答えは「国語」です。いまの小学校1年生では授業時数の3分の1以上が国語の時間に充てられています。言葉の能力はすべての教科の学習活動の基礎です。国語という教科はその大切な基礎を育てる役割を担っていると考えられます。 国語領域専攻では、4年間の学びを通して、言葉についての幅広い関心と深い洞察力を持つこと、また言葉とその教育に関する分析力を身につけることを目指しています。国語学、国文学、漢文学、国語教育といった多面的な角度から言葉についての学びを究め、子どもたちに確かな言葉の能力を育てられる力を持った教員を養成します。あわせて日本語が母語でない子どもの言葉の教育について学べることも特色です。国語領域専攻

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