京都教育大学 大学案内 2024
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KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2024小学校理科教材論理科教育総合演習その他、各専門実験など理学分野の専門科目Question!理科教育を学んで見えてくる視点とは?「考えること」とは知識と経験の積で表されることがポイントです。経験だけでも知識だけでも零となります。知識と経験のバランスに気づくと人も変わります。理科教育を学んで考える質を高めていきましょう。将来は理科に関わる仕事をしたい 私は小学生のときから理科の授業の実験や夏休みの自由研究が好きでした。そのため、将来は理科に関わる仕事をしたいと思い、この専攻を志望しました。本専攻では、自然豊かな大学構内の環境を生かした体験型の授業が多くあり、身近にある科学を体感しながら学びを深められます。また、同じ専攻の仲間と交流する授業も多く、互いに理科の知識を深めたり、指導力を高めあったりすることができます。 私は、教科書の内容と子どもたちの身近にある様々な現象をつなげながら、理科の面白さを伝えていけるような中学校教師になりたいです。主な履修科目初等理科教育中等理科教育物理学Ⅰ・Ⅱ活躍の場物理学基礎実験物理教育実験化学Ⅰ・Ⅱ小学校教諭・中学校教諭(理科)・高等学校教諭(理科) など化学基礎実験化学教育実験生物学Ⅰ・Ⅱ生物学基礎実験地学Ⅰ・Ⅱ地学基礎実験14物理学・科学教育教授谷口 和成※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。理科領域専攻 4回生三重県立津高等学校上田 陽子さん 「どうして空は青いの?」「どうして雲は落ちてこないの?」身のまわりの自然には不思議があふれていて、子どもたちはそれに気づくことが得意です。さて、皆さんはこのような質問にどのように対応しますか。たとえ答えを知っていても、納得してもらうのは簡単ではありません。 子どもの視点に立って自然と素直に向き合い、さまざまな不思議に気づき、それを仲間とともに探究する中で、自然(科学)に対するさらなる理解を深めるとともに、その過程の楽しさを味わい、子どもたちに伝えられる教員になって欲しいと思います。自然を学び、探究し、児童・生徒とともに自らも学び続ける教員を養成する。 現代社会は、科学技術が急速に発展し、自然の事象に対する理解も精緻なものが要求されています。これらを正確に理解し、その根底にある原理や法則などを理解することは難しいものになりつつあります。だからこそ、児童・生徒にわかりやすく教えることができる資質を身につけることが大切です。学ぶ対象である自然は広く、奥深いものです。まず自分が自然に親しみ、感動し、自然から学ぶ姿勢を身につけ、自然に対する理解を深めることが必要です。そのため、物理学、化学、生物学、地学の4分野、さらに児童・生徒の理解を含めた理科教育について学び、教員としての資質を高めていきます。本専攻は、自然についての学びと探究を小学校、中学校などの児童・生徒に伝えるとともに、児童・生徒の探究心を鼓舞し、理科に対する興味関心を喚起できる教員の養成を目指しています。理科領域専攻

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