京都教育大学 大学案内 2024
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KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2024主な履修科目電気基礎・実習機械基礎・実習木材加工法・実習活躍の場金属材料情報基礎実験栽培実習小学校教諭・中学校教諭(技術)・高等学校教諭(工業) など創造技術実習中等技術科教育中等工業科教育Question!技術科の「モノづくり」で何を学ぶの?技術科の「モノづくり」では、作品の完成がゴールではなく、製作を通じて学生にさまざまな技術的能力を身に付けさせるとともに、感性を育て、技術的素養をもった人格を形成することを目的としています。達成感を得る楽しさを伝えたい ものづくりの魅力は、自分の思い描くものを製作する過程で課題を見つけ、試行錯誤して解決し、作品を完成させたときに大きな達成感を得られることだと考えています。その楽しさを多くの子どもたちに伝えたいという思いから技術領域専攻を志望しました。 電気、機械、木材加工、生物育成など技術科に係る基礎的な知識・技術を実習を通して体験的に学べることは本専攻の魅力のひとつです。 私は、ものづくりによって、児童が物事の本質を見つめ、課題を発見・解決する力を育むことができる小学校の先生を目指しています。15情報学教授多田 知正※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。技術領域専攻 3回生京都市立京都工学院高等学校井村 有希さん仮想世界の情報から自然が相手の栽培まで、技術科のカバーする領域はあらゆる教科の中でも一、二を争うくらい幅広いものです。技術領域専攻では、みなさんが今興味のある技術についてより深く学べるのはもちろん、今はよく知らない技術についても、豊富な実習や実験を通してそのすごさを感じることができます。子どもたちに技術の楽しさを伝える教員を目指してみませんか。技術の果たす役割と責任、そして「モノづくり」の楽しさと重要性を子どもたちに伝えられる教員を育てる。 本専攻では、生産、消費、廃棄(再資源化)のサイクルにおける種々の技術の基本はもちろん、それら相互の関係や役割、さらには技術の背景にある思想を総合的に学習します。学生はまず、技術に関する基礎的知識とその教育方法を、座学だけではなく、演習・実習を交えて習得します。その後、技術を自然、環境、社会、人間との関連の中で総合的に理解し正当に評価できるよう、より深く学習・研究し、最後にこれらの総まとめとして、各自が設定したテーマで卒業研究に取り組みます。 このような学習を通じて、子どもたちが技術の役割を頭と身体で正しく理解し評価できるように指導出来る、深い知識と技能を習得した実践的指導者として優れた教員を養成します。技術領域専攻

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