京都教育大学 大学案内 2024
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KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2024主な履修科目初等図画工作科教育中等美術科教育中等工芸科教育活躍の場造形教育概論 素描 絵画表現小学校教諭・中学校教諭(美術)・高等学校教諭(美術・工芸)(書道) など立体表現基礎塑造研究 工芸基礎陶芸研究 デザイン基礎 デザイン制作美術史Ⅰ美学概論Ⅰ筆技基礎漢字かな交じり書Question!美術領域専攻の学生に実技未経験者はいますか?みんな生まれたときからずっと、保育園や幼稚園、小学校でも、描いたりつくったりしてきたはず。ただどこかでやめてしまっただけなんだ。大事なのは入学後の短くはない数年間、制作し続けられるかじゃない?児童たちの感受性、創造性を広げたい 私は元々絵を描いたり、物を作ったりすることが好きで、高校でも美術科に通っていたので、さらに技術を伸ばし、同時に教員としての力をつけたいと考え、本専攻を選びました。 元々は洋画を専門に学ぼうと考えていたのですが、1回生の時に受講した立体の授業で彫刻作品の制作に魅力を感じたため、現在は彫刻を専門に学んでいます。 将来は、図画工作を通して児童たちの感受性、創造性を広げることのできる先生になりたいです。17美術教育学准教授日野 陽子※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。美術領域専攻 3回生済美高等学校福田 慶輔さん 人は生きていく上で、自分の考えや思い、願い等を他者に伝えるために、さまざまな表現方法を用います。その中で美術教育は、造形的な方法を体験し、学ぶ分野です。造形的な方法とは、自分が感じた内容を多種多様な材料を用いて表現することです。学校現場の子どもたちは、図工や美術の時間に、そうした体験を重ねます。美術領域では学生の皆さん自身が自分に合った表現方法を探りながら、子どもたちが感じ、表現し、創造する力を育てるための理論と方法を学びます。芸術文化都市京都で、新鮮な芸術体験を子どもたちに届けられるよう、実践的、理論的な学びを。 美術領域専攻では、子どもたちの豊かな感性や創造力、表現力を育む教員を育成しようとしています。また、子どもたちが生涯に渡って美術や書と親しみ、芸術から力を得ることができるように、楽しく充実した表現や鑑賞の授業を行える教員を養成します。 絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論・美術史、書道など幅広い分野で自身の表現活動を追求するとともに、子どもたちの表現を理解し、寄り添い、適切な支援を行えるような美術教育の理論と方法を学びます。子どもたちの活動が柱となる授業とはどのようなものか、子どもたちが自分自身の表現したいことを探り実現していく過程とはどのようなものかに想いを巡らせながら、子どもたちを見守り支援する教員のまなざしを身につけていきましょう。 芸術文化に恵まれた京都で一緒に学んでみませんか。美術領域専攻

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