KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2025主な履修科目電気基礎・実習機械基礎・実習木材加工法・実習活躍の場このような学習を通じて、子どもたちが技術の役割を頭と身体で正しく理解し評価できるように指導できる、深い知識と技能を習得した実践的指導者として優れた教員を養成します。技術は子どもの視野と可能性を広げる 私は、新しい価値を創造する力と、いつの時代も必要な生きる力を身に付けるため、本専攻を志望しました。 技術領域専攻の授業には多くの実習があり、そこでは知識・技能を体得することはもちろん、創意工夫する楽しさや完成の喜びなどの情緒的な変化も体感しました。また、幅広い分野を横断する技術科は、子どもの視野と可能性を広げる教科だと気づきました。技術領域専攻で豊かな人間性を培い、一人ひとりの存在を大切にできる小学校の先生になりたいです。創造技術実習中等技術科教育中等工業科教育技術科の「モノづくり」で何を学ぶの?技術科の「モノづくり」では、作品の完成がゴールではなく、製作を通じて学生にさまざまな技術的能力を身に付けさせるとともに、感性を育て、技術的素養をもった人格を形成することを目的としています。技術領域専攻 3回生京都成章高等学校 出身西部 はるこさん金属材料情報基礎実験栽培実習小学校教諭・中学校教諭(技術)・高等学校教諭(工業) など技術領域専攻で学ぶ内容は、とてもバリエーションが豊かなので、自分が興味のあることについてより深く学ぶのはもちろんのこと、これまで目を向けていなかったことについても知ることで、新たな興味がどんどん広がっていく魅力があります。中学校の技術の先生を目指す人はもちろん、小学校や高校で、子どもたちに「技術の魅力」を伝える教員になりたいと思っている人も歓迎します。情報学教授多田 知正Question!※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。15技術の果たす役割と責任、そして「モノづくり」の楽しさと重要性を子どもたちに伝えられる教員を育てる。 本専攻では、生産、消費、廃棄(再資源化)のサイクルにおける種々の技術の基本はもちろん、それら相互の関係や役割、さらには技術の背景にある思想を総合的に学習します。学生はまず、技術に関する基礎的知識とその教育方法を、座学だけではなく、演習・実習を交えて習得します。その後、技術を自然、環境、社会、人間との関連の中で総合的に理解し正当に評価できるよう、より深く学習・研究し、最後にこれらの総まとめとして、各自が設定したテーマで卒業研究に取り組みます。技術領域専攻
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