KYOTOUNIVERSITYOFEDUCATION 2025主な履修科目初等図画工作科教育中等美術科教育中等工芸科教育活躍の場素描 絵画表現立体表現基礎小学校教諭・中学校教諭(美術)・高等学校教諭(美術・工芸)(書道) など塑造研究工芸基礎陶芸研究デザイン基礎デザイン制作美術史Ⅰ美学概論Ⅰ筆技基礎 漢字かな交じり書美術領域ならではの学びや魅力はどんなものがありますか?美術教育をはじめとして、多種多様な実技の授業が数多く設定されています。少人数制の授業が多く、教員と学生が密接にかかわり合いながら進行します。また、各専門分野に分かれて、より深く制作と研究にうちこむことができます。心の支えになれる一人間でありたい 私は、これまで造形活動や絵画制作を通して自身の審美眼を磨いてきました。また制作は私に、心を整理し自己を見つめなおす機会を与えてくれました。このような美術の魅力を子どもたちに伝えたいと思い、美術領域専攻を志望しました。 高等学校では絵画を専攻していましたが、大学で塑像や工芸に触れ、手の直感を頼りに立体的に造形する面白さに惹かれました。3回生からは陶芸を専門に学んでいます。 美術教育に携わることで、子どもたちが生活の中で行き詰まったり悩んだりしたときに心の支えになれる一人間でありたいと思っています。美術領域専攻 3回生京都市立美術工芸高等学校 出身堀 杏太郎さん 私にとって大学は、自分で選択できる範囲が広がり、鮮やかに変化する日々に喜びを感じながら、新しい世界に出会えた場所です。自己決定したことは、どんな結果になっても先々の自分にとって大きな糧となりました。 作品制作においても選択は繰り返され、過程と結果は地続きに繋がっていきます。自分の思考が作品となって目の前に現れたとき、ごまかしの利かない難しさと、成し遂げた喜びを味わうことができるでしょう。絵画講師西薗 静Question!※教員や履修科目の詳細は、本学ホームページの「研究者情報」、「キャンパスライフ(教務情報)」をご覧ください。17芸術文化都市京都で、新鮮な芸術体験を子どもたちに届けられるよう、実践的、理論的な学びを。 美術領域専攻では、子どもたちの豊かな感性や創造力、表現力を育む教員を育成しようとしています。また、子どもたちが生涯に渡って美術や書と親しみ、芸術から力を得ることができるように、楽しく充実した表現や鑑賞の授業を行える教員を養成します。 絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術理論・美術史、書道など幅広い分野で自身の表現活動を追求するとともに、子どもたちの表現を理解し、寄り添い、適切な支援を行えるような美術教育の理論と方法を学びます。子どもたちの活動が柱となる授業とはどのようなものか、子どもたちが自分自身の表現したいことを探り実現していく過程とはどのようなものかに想いを巡らせながら、子どもたちを見守り支援する教員のまなざしを身につけていきましょう。 芸術文化に恵まれた京都で一緒に学んでみませんか。美術領域専攻
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