京都大学 大学案内 2024
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医学部123435作業療法学講座では2年次後期に入門理学療法・作業療法などを学び、3年次前期から学ぶ専門科目の土台となる健康観や作業療法学の基礎的な考え方や理論を養います。あわせて臨床評価実習と総合臨床実習を3年次後期から4年次前期の間に行い、作業療法の現場を経験します。総合臨床実習の終了後は先端作業療法学と卒業研究に取り組み、リハビリテーションを先端科学の観点から捉え、臨床あるいは研究の場でリーダーシップを発揮できる作業療法士をめざします。●未知へと挑戦する進取の気性に富む人 ●真理を追究する情熱を持ち、豊かな人間性と高い倫理観を備えている人 ●優れた知識と技能及び思考力・判断力・表現力を持ち、自学自習のマインドをもつ人 ●協調性に優れ、周囲の人間と良好なコミュニケーションをとることができる人 ●将来、高度医療専門職、総合医療科学領域において、国内外の独創的な学術研究をリードする意欲のある人大学院への接続を強化した学部教育世界レベルの研究を牽引する研究者・教育者を養成するには、大学院の充実が不可欠です。各コースの専門性を重視した大学院教育の一層の充実とともに、各コースとも大学院への接続を意識した学部での講義や、卒業研究指導を行っています。さらに京都大学医学部附属病院、iPS細胞研究所などとの横断的な連携により、医療データサイエンス、iPS細胞再生医学などの新分野での研究教育を推進します。最先端の看護科学を修めた看護師・保健師の養成「先端看護科学コース」では2年次後期から基礎看護学や地域看護学などにより、健康観や看護観を形成するための基礎的な考え方や理論を学びます。あわせて基礎看護学技術演習や基礎看護学実習で看護援助の知識や方法論を習得すると同時に、看護の臨床を経験します。3年次では発達段階や予防期からエンド・オブ・ライフ期まで幅広い健康の段階、さらに多様な療養の場に応じたアセスメント等の専門知識、援助の方法論などを専門領域に分かれて学修します。4年次では在宅と地域を対象とする実習に取り組みます。あわせて志望する研究室に所属し、教員による個別指導を受けつつ卒業研究(統合看護)を進めます。先端科学の知見をもつ理学療法士・作業療法士の養成「先端リハビリテーション科学コース」理学療法学講座では2年次後期に入門理学療法・作業療法などを学び、3年次前期から学ぶ専門科目の土台となる理学療法の基礎的な考え方や理論を養います。3年次後期からは臨床評価実習や臨床実習を行い、理学療法の現場を経験します。臨床実習終了後は発展臨床実習や卒業研究に取り組み、理学療法を先端科学の観点から捉え、臨床あるいは研究の場でリーダーシップを発揮できる理学療法士をめざします。総合医療科学のリーダーとなる研究者・医療者の育成「総合医療科学コース」では、2年次後期からの総合基礎科目と総合専門科目の履修により、医学・医療の基礎知識に高度な専門知識を重ね、先端医療技術の開発や近未来の医療ニーズに対応できる能力を身につけます。4年次からは総合医療科学の各専門性に応じた基礎系医療科学、臨床系医療科学、理工系医療科学の各講座を構成する研究室に所属して、教員による個別指導を受けつつ卒業研究を進め、自ら見つけた課題を自ら解決する能力を養います。また、医学・医科学専攻、京都大学医学部附属病院、 iPS細胞研究所、医生物学研究所などに所属する協力講座を選択することも可能です。なお「総合医療科学コース」では所定の科目を選択して単位を修得することにより、臨床検査技師の国家試験受験資格が与えられます。医学部人間健康科学科の特徴医学部人間健康科学科が望む学生像

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