京都大学 大学案内 2024
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工学部1234543伸び幅のある思考力と実践力の養成京都大学の工学部は、学生が特定分野の専門知識を修得するだけでなく、幅広い視点から科学・技術の発展を見通し、新たなフィールドを開拓・創造していける人材を育てたいと考えています。そのため6学科すべてにおいて基礎教育を重視し、伸び幅のある思考力と実践力を養います。柔軟な創造力を育む柔軟な学び地球工学科、建築学科、物理工学科、電気電子工学科、情報学科、工業化学科、それぞれが育成をめざす研究・開発・技術系人材には、柔軟な創造力が必要不可欠です。それを前提に各学科がカリキュラムに共通性や相互の融通性をもたせ、幅広く柔軟な学習ができるようにしています。あわせて必要に応じ、他学科や他学部の専門科目が履修できるようにもしています。全学共通科目の履修に注力京都大学の工学部では1年次から2年次にかけて、教養教育を軸とする「全学共通科目」を主に学びます。この全学共通科目には、人文・社会科学科目群、自然科学科目群、外国語科目群、情報学科目群、健康・スポーツ科目群、キャリア形成科目群、統合科学科目群、少人数教育科目群などの多様な科目があります。こうした2年間により、高度な専門分野を学ぶための基礎を養うとともに、幅広い学問にふれることで豊かな教養を身につけ、人としての視野を広げます。高度な専門科目への段階的な移行京都大学の工学部では概ね全学科が1年次から専門基礎科目を学び始め、2年次では同科目の履修が主になります。あわせて2年次から専門科目を学び始め、3年次では同科目の履修が主になります。こうして段階的に、学びを高度な専門科目に移行することで、強固な基礎を柔軟に応用するための知力・能力を着実に培います。卒業に向けた創造的な研究活動4年次で行う「特別研究(卒業研究)」では、担当教員の指導・助言を受けながら各自が定めたテーマに関する専門的な研究に取組み、その結果を学士論文にまとめます。この間、学生は各研究室に所属し、教員や大学院生を交えた議論を重ねつつ、創造的な研究活動を体得します。●高等学校での学習内容をよく理解して、工学部での基礎学理の教育を受けるのに十分な能力を有している人。●既成概念にとらわれず、自分自身の目でしっかりと確かめ、得られた情報や知識を整理統合し論理的に考察することによって、物事の本質を理解しようとする人。●日本語・外国語を問わず、自らの意見や主張をわかりやすく発信する能力を身に着けるために必須の基礎的な言語能力とコミュニケーション能力を持った人。●創造的に新しい世界を開拓しようとする意欲とバイタリティーに満ちた人。工学部の特徴工学部が望む学生像

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