京都大学 大学案内 2024
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経済的な理由によって修学を断念することがないように、大学が経済的にサポートします。おもな支援には、2020年度から実施されている「高等教育の修学支援新制度(給付奨学金+入学料・授業料の減免)」のほか、「奨学金制度」の案内や「小口短期貸付」の受付、「京都大学基金緊急支援一時金」の支給などがあります。■高等教育の修学支援新制度2020年度より、国の施策により、給付奨学金の拡充および新しい授業料免除制度が実施されています。高等教育の修学支援新制度は以下の2つの支援からなります。 ・給付奨学金(原則返還が不要な奨学金) ・授業料等の減免(授業料と入学料の免除又は減額)この制度による支援を受けるには、まず日本学生支援機構(JASSO)の給付奨学金に申請し、採用されることが必要です。採用された給付奨学金の支援区分により、授業料等の減免額も決定されます。給付奨学金の申請にかかる条件等については、日本学生支援機構(JASSO)のHP上で確認してください。教育推進・学生支援部 学生課奨学掛  TEL.075-753-2532(授業料免除担当)京都大学では、障害(社会的障壁/Disability)により、学生生活をおくるうえで支援や配慮を必要とする学生の相談に応じています。視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、発達障害、精神障害、その他疾病や一時的な怪我などのために支援や配慮を必要とする方は、所属する学部やDRC(障害学生支援部門)にご相談ください。なお、受験上の配慮を希望される場合は、相談の内容によっては協議に時間を要することがあります。出願前のなるべく早い時期に、志望する学部の教務窓口に相談してください。各教務窓口は67ページ参照■学生総合支援機構 障害学生支援部門(DRC)障害のある学生の相談・支援の充実と全学的な支援の拠点となることを目的としてDRC(障害学生支援部門)を設置しています※。DRCでは、障害により、修学上何らかの支援が必要な学生の相談に応じ、学修・研究上の(日本学生支援機構奨学金担当)(民間奨学金担当)■奨学金制度経済的な理由で修学が困難になったものの、学業優秀と認められる人に対しては、願い出に基づいて奨学金を貸与します。・ 日本学生支援機構奨学金※ 以下は返還の必要がある貸与型奨学金の説明です。返還の必要がない給付型奨学金については、上記の「高等教育の修学支援新制度」をご覧ください。高等学校等在学時に申請し採用候補者となった人が大学入学後の必要な手続きをへて採用される「予約採用」と、大学入学後に申し込み採用される「在学採用」の二つの申請方法があります。さらに、1年次には入学時特別増額貸与奨学金(10万円から50万円)の制度があります。※第一種奨学金(無利子)貸与月額 自宅通学者 20,000円、30,000円、45,000円奨学掛 TEL.075-753-2535・2536必要に応じた修学支援(教育上の合理的配慮)を行っています。原則として、学生本人からの申し出を受けて、所属学部・研究科等や関係部局の教職員と連携しながらリソースの提供(相談・支援)を進めます。主な内容は、情報保障、移動介助等や必要となる物品の貸出、施設・設備の整備などです。また、DRC内の交流スペースは、障害のある学生と支援に携わる学生サポーター、教職員たちの交流の場として開室時間内で開放しています。入学後、気軽に利用してみてください。吉田キャンパス本部構内教育推進・学生支援部棟1階(旧石油化学教室本館)開室時間 9:00〜17:00(月〜金・祝日を除く)TEL. 075-753-2317FAX. 075-753-2319E-mail. drc@mail.assdr.kyoto-u.ac.jp自宅外通学者 20,000円、30,000円、40,000円、51,000円 給付型奨学金と併せて貸与を受ける場合、調整されます※第二種奨学金(有利子)貸与月額 20,000円〜120,000円(10,000円ごと)・ 地方公共団体奨学金および民間団体奨学金上記のほかにも、「地方公共団体奨学金」をはじめ、公益財団法人や一般財団法人等の出資による「民間団体奨学金」など、多様な奨学金制度があります。「地方公共団体奨学金」には、大学推薦以外に、都道府県市区町村の教育委員会が取り扱うケースも少なくありません。出身地の教育委員会などで確認してください。奨学掛 TEL.075-753-2495・2481■小口短期貸付病気や不慮の事故、家庭からの送金の延着、そのほかの急な出費に対して、最高5万円まで、無利子の短期間(1〜3か月以内)貸付を実施しています。奨学掛 TEL.075-753-2495・2480■京都大学基金緊急支援一時金学資負担者が亡くなられた場合などの緊急時に、当該事由が発生した日から3か月以内の申請に対して、修学・生活を支援する「一時金(25万円)」を給付します(返済不要)。奨学掛 TEL.075-753-2495・2480DRC(障害学生支援部門)の交流スペースhttps://www.assdr.kyoto-u.ac.jp/drc※DRCには、室長(教授・兼任)、チーフコーディネーター(准教授)、コーディネーター、テクニカルスタッフ、専門スタッフ、支援スタッフ、事務スタッフが所属しています。58KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2024まなびの環境 https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/tuition経済的に修学が困難な学生の支援障害のある学生へのリソース提供(相談・支援)生活サポートきめこまやかな制度と相談・支援体制を整えて学修・研究活動の礎となる日々のくらしをサポートします

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