九州大学 GUIDE BOOK 2024
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〈修士修了者〉オルトメディコ,IQVIA,タカノフーズ,フンドーキン醬油,小野薬品工業,持田製薬,住友ファーマ,メディサイエンスプラニング,科研製薬,中外製薬,アッヴィ合同会社,福岡放送,武田薬品工業,塩野義製薬,クラレ,医薬品医療機器総合機構,新日本科学,EYストラテジー・アンド・コンサルティング,大塚化学,興和,大正製薬,帝人〈学部〉農林水産省,沖縄県,福岡県,小倉記念病院,京都大学医学部附属病院,慶應義塾大学病院,戸畑総合病院,独立行政法人国立病院機構,国立がん研究センター中央病院,大阪府立病院機構,サンキュードラッグ,アインファーマシーズ,ジーセットメディカル,アインホールディングス,大賀薬局,日本調剤株式会社,ツルハグループ,協和キリン,中外製薬工業,第一三共ヘルスケア,塩野義製薬,第一三共,総合メディカル,味の素,IQVIA,シミック募集人員/79名〔創薬科学科/49名 臨床薬学科/30名〕■ 薬剤師国家試験の受験資格は,6年制の「臨床薬学科」の卒業生に与えられます。また,3年次前期終了後に両学科間における転学科を選考の上,若干名認める制度があります。その他6%教員数/61名〔教授/17名 准教授/17名 講師/7名 助教/27名〕就職4%修士課程進学90%博士課程3%その他24%17%病院28%薬局28%製薬会社その他(一般企業,研究所,CROなど)32%博士後期課程38%製薬会社30%(R5/4/1現在)創薬科学科多彩な専門分野の技術・知識の集約の結果 21世紀の人々の健康を維持するためには,治療薬や予防薬などの新しい「くすり」の開発が必要です。そのためには,生命のメカニズムの解明や障害因子の特定,並びにそれらの情報を基に副作用の少ない理想的な「くすり」の発見や設計ならびに化学合成が必要です。また,さらに人類のゲノムは塩基配列が解読され,これから膨大な遺伝子の機能や遺伝子から作り出されるあらゆるタンパク質の機能を解明する段階です。創薬においては,バイオインフォマティックスやコンピューターサイエンスの進歩により,酵素・受容体の活性と機能に密接に関係した「くすり」を実際に分子設計することも可能になってきています。そのため,これからの創薬研究者には,生命科学全般にわたる化学系薬学,物理系薬学,生物系薬学,環境系薬学および医療系薬学など幅広い学問分野に精通しつつ得意な専門分野を極められる総合的な能力が期待されています。「創薬科学科」は,「くすり」創りに関連する教育を強化し,社会で活躍できる職業研究者,ならびに最先端の創薬研究において国際的に活躍できる指導的研究者の養成を目指しています。「創薬科学科」では,学部教育課程4年の3年間で創薬研究に必要な化学系薬学,物理系薬学,生物系薬学,環境系薬学および臨床系薬学を学びます。また,これら幅広い専門教育科目を実際に学びながら将来の進むべき専門を決定することが出来ます。3年後期からは,研究室に所属して,薬学研究院の教員による指導の下で,最先端研究(卒業研究)に取り組み専門性の高い創薬研究者としての第一歩を踏み出します。優れた「くすり」の創製は,多彩な専門分野の技術・知識の集約の結果生み出されます。薬学は様々な科学分野を創薬科学という「くすり」創りに関わる学問を通して体系的に学ぶことが出来る領域であり,生命科学に関する幅広い知識が創薬科学研究者に求められています。 また,平成30年度入学者から創薬科学科国際コースを新設しています。本コースは,創薬科学科の2年次前期までの成績上位者より希望者を募り5名程度を選抜します。本コース生は,英語で実施される様々な創薬科学科国際コースの科目を必修で履修します。2年次から4年次の間に学部のサポートの下で2回短期留学し,国際性を育むと共に英語力やプレゼンテーション能力などを磨きます。創薬科学科に入学された方は,是非,チャレンジしてみてください。臨床薬学科医療薬学の将来を担う指導者 教育者 研究者へ 近年の医療の高度化,複雑化,高齢化社会の到来,医薬分業の急速な進展等の状況の中,薬剤師には,「くすり」の適正使用を推進するため,患者さんへの服薬指導・薬歴管理・リスクマネージメント・安全な薬物療法の提供・医薬品情報の伝達や治療の推進等の業務が社会的に強く求められています。そのため,これからの薬剤師には,薬局における一層のサービス向上,病院における医療チームの一員としての積極的な役割が期待されています。「臨床薬学科」では,広い視野と豊かな人間性を有し,かつ医療人としての質の高い薬剤師を育成するとともに,医療薬学の将来を担う指導者,教育者,研究者へと発展可能な人材を少数精鋭的に育成することを目指しています。また,基礎薬学としての化学系薬学や物理系薬学ならびに生物系薬学を体系的に学ぶとともに,高度な医療薬学の基礎的および臨床的教育を行い,さらに病院・薬局での患者さんへの対応等,臨床にかかわる実践的な実務能力を培います。医療人として全般的な視野を持ち,医療現場で「くすり」の専門家としての薬剤師を育成したいと考えています。「臨床薬学科」では,学部教育課程6年の前期(3年)において基礎薬学系科目群を中心に履修したのち,後期(3年)からは医療薬学系の科目を中心とした薬剤師の職能教育に必要な実践薬学系科目群を履修します。4年次の後期に行われる共用試験(薬局や病院の現場に出る前に,実務実習に必要な基本的な知識・技能・態度を身につけていることを担保にするために行われる試験)に合格した学生を対象に,5年次に5ケ月にわたる病院・薬局での業務参加形式の実務実習を行い,医療現場で通用する薬剤師としての職能的実践能力を修得します。そのため,4年次から共用試験・実務実習に備えた学内事前学習(講義と2ケ月程度の実習)を行ないます。また,3年後期から6年次には,卒業研究に取り組み,医療薬学の将来を担う科学的思考能力を備えた薬剤師としての素養を身につけます。学部(4年制)卒業者創薬科学科臨床薬学科学部(6年制)卒業者創薬科学専攻修士課程修了者

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