九州大学 GUIDE BOOK 2024
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 九州大学には主に4つのキャンパスがあり,約19,000人の学生と教職員約8,000人が在籍し,12学部,19学府,国内最大級の大学病院や附属図書館などを有し,基幹総合大学として発展し続けています。日々約2万人が集う国内最大国際研究拠点の4キャンパス規模の伊都キャンパスでは,「総合科学の中枢・実証実験拠点」として,持続可能な社会の実現に向けた水素などの再生九州大学には主に4つのキャンパスがあり,約19,000人の学可能エネルギーや,AIバスなどの新しいモビリティの社会実生と教職員約8,000人が在籍し,12学部,19学府,国内最大級装に向けた実証実験など,最先端の研究や教育が行われての大学病院や附属図書館などを有しています。います。そして,世界最先端の医療設備を備えた病院キャン単一で国内最大規模の伊都キャンパスは,「総合科学の中枢・パスはアジアにおける「生命医療科学拠点」として,筑紫キャ実証実験拠点」として,持続可能な社会の実現に向けた再生可能ンパスは物質・環境・エネルギー分野の「先端科学融合拠点」エネルギーや,新しいモビリティの実証実験など,最先端の研究として,芸術工学部がある大橋キャンパスはアジアにおけるや教育が行われています。そして、世界最先端の医療設備を備「先端デザイン拠点」として,それぞれ特色ある研究や教育をえた病院キャンパスはアジアにおける「生命医療科学拠点」,筑展開しています。今後,これらのキャンパスの連携を進め,地紫キャンパスは物質・環境・エネルギー分野の「先端科学融合拠域社会と協働し,多様な人々が未来社会に向けて創造活動を点」,芸術工学部がある大橋キャンパスはアジアにおける「先端展開するイノベーション・コモンズ(共創拠点)として発展さデザイン拠点」として,それぞれ特色ある研究や教育を展開してせていきます。また九州大学では,いち早くグローバル化のいます。進展を見据え,世界中の大学との交流のみならず,学部・大学九州大学は,いち早くグローバル化の進展を見据え,世界中の院に国際コースが設置されています。全学生の8人に1人が大学との交流のみならず,学部・大学院に国際コースを設置して留学生という国際色豊かなキャンパス環境のもと,学生たちいます。全学生の8人に1人が留学生という国際色豊かなキャンは,留学生向けの講義や交流プログラムにも積極的に参加すパス環境の中で,様々な国際交流活動が盛んに行われています。るなど,キャンパス内での国際交流も盛んです。予測困難で不確定な時代になっていますが,このような時代だ 九州大学は,長い歴史と伝統を礎に,新たに「指定国立大からこそ,未来を切り拓く「総合知」を生み出す九州大学での学学法人」としての道を歩み始めています。COVID-19パンデびを目指してみませんか。ミック,ロシアのウクライナへの軍事侵攻,地球温暖化による自然危機など,予測困難で不確定な時代になっていますが,このような時代だからこそ,未来を切り拓く「総合知」を生み出す九州大学での学びを目指してみませんか。第1条(趣旨)九州大学は,日本国民のみならず,世界中の人々からも支持される高等教育を一層推進するために,この教育憲章を定めることとする。第2条(教育の目的)九州大学の教育は,日本の様々な分野において指導的な役割を果たし,アジアをはじめ広く全世界で活躍する人材を輩出し,日本及び世界の発展に貢献することを目的とする。第3条(人間性の原則)九州大学の教育は,秀でた人間性を有する人材を育成し,上記の目的を達成するために,次のことを指向することとする。(a)人間の尊厳を守り,生命を尊重すること。(b)人格,才能並びに精神的及び肉体的な能力を発達させること。(c)真理と正義を愛し,個性豊かな文化の創造をめざすこと。(d)自然環境を守り,次世代に譲り渡すこと。第4条(社会性の原則)九州大学の教育は,秀でた社会性を有する人材を育成し,上記の目的を達成するために,次のことを指向することとする。(a)自由な社会に積極的に参加し,勤労を尊び,責任ある生活を送ること。(b)基本的人権を尊重すること。(c)両性の平等を尊重すること。(d)必要な政治的教養を含む市民的公共性を育成すること。第5条(国際性の原則)九州大学の教育は,秀でた国際性を有する人材を育成し,上記の目的を達成するために,次のことを指向することとする。(a)アジアをはじめ全世界の人々の文化的,社会的,経済的発展に寄与すること。(b)種族的,国民的及び宗教的集団の間の理解,寛容及び友好を促進すること。(c)世界の平和に貢献し,将来の世代を戦争の惨害から守ること。(d)国際連合憲章の謳う原則を尊重すること。第6条(専門性の原則)九州大学の教育は,秀でた専門性を有する人材を育成し,上記の目的を達成するために,次のことを指向することとする。(a)人間性の原則,社会性の原則及び国際性の原則並びに実際の生活に即して,専門性を深化,発展させること。(b)科学技術の発達と学術文化の振興を融合させること。(c)独創性,創造性を重視すること。(d)専門家としての職業倫理を育成すること。(e)学問の自由及び専門家の自律性を尊重すること。第7条(一体性の原則及び職責の遂行等)1.九州大学は,全学一体となって,上記の教育目的及び原則の達成に取り組むこととする。九州大学の教職員及び学生は自己の使命を自覚し,その職責等の遂行に努めなければならない。2.前項の職責を遂行するために,教育研究組織の自治及び構成員の身分は尊重されなければならない。Kyushu University Educational Charter国際研究拠点としてのキャンパス九州大学教育憲章

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