[入学から卒業までの流れ] 農学部は入学者を学部一括して受け入れ,所定単位を修得した者に対して,1年半後の2年次後期開始時に所属コースを決定します。この決定は,2年次前期に行われる学生へのコース希望調査に基づき行いますが,希望者が集中したコースでは,入学後2年次前期までの成績の上位者から優先してコースに配属します。このコース配属方式では,自己の適性に応じて希望コースを選択できる利点がありますが,よりよい成績を得るための努力も要求されます。 コース配属後,3年次前期開始時(コースによってはコース配属時)に分野配属の決定を行います。また,通常,4年次前期開始時に卒業研究(卒業論文)指導教員を決定します。 食料・生活資材の安定供給,生物生存環境の保全,人類の健康と福祉に貢献することは,農学に課せられた使命です。私たち人類が生存を続けるためには,環境を維持しながら生物資源を有効に利用する方法を開拓しなければなりません。これは地球環境から人間社会に至るまでの幅広い問題を取り扱う総合科学としての農学によって,初めて実現されるのです。農学は,人類が生態系を大きく乱すことなく生産し,生活するのに最も適した方法を見つけるための学問であり,バイオテクノロジーなどの発展に支えられ,新たな飛躍の時代を迎えています。 農学部は,農学の使命を達成する多様な人材の育成を目的として,生命科学,環境科学,食の科学等において,国際的に通用する専門性と技術を有し,課題探求能力とバランス感覚を備えた人材の育成を行っています。農学部生物資源環境学科には,生物資源生産科学,応用生物科学,地球森林科学,動物生産科学の4コースが設置され,各コースは複数の専門分野に区分されています。このような総合的な教育体制の中で,幅広い教養と専門知識を備えた専門家と教養人の育成を行い,新しい時代の要請に応えています。生物資源生産科学コース応用生物科学コース地球森林科学コース動物生産科学コース国際コース農学 生物生産環境工学 生物生産システム工学 農政経済学応用生命化学 食糧化学工学森林機能制御学 森林機能開発学 生物材料機能学水産科学 アニマルサイエンス食料問題と環境問題の克服に向けて生物資源環境学科
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