1. 教育理念教育理念・目標,育成する人材等「理学」すなわち基礎自然科学は,自然界にひそむ普遍的真理を探究し,自然哲学の基盤を構築することを目的とし,人類の自然に対する純粋で飽くなき知的好奇心をその原動力とする最高レベルの知的活動のひとつです。理学は,長い歴史の中で,数学,物理学,化学,生物学,地球惑星科学などの分野に分かれ発展してきました。国際理学コースでは,これらの学問分野の一つ,または,複数に深い専門知識とその運用能力を有し,それを基に研究,技術開発,高等教育などの分野において将来活用できる能力を身につけるとともに,科学における事実上の国際語である英語の十分な運用能力と英語による情報の受信・成果の発信・科学的議論の能力を身につけます。これらの科学的能力,言語能力を基に,自らの科学的成果を広く世界に発信し,研究・開発・教育の場で,国際的に活躍できる人材,リーダーシップを発揮できる人材を育成します。2. 教育プログラム教育課程の特色・内容1. 教育理念教育理念・目標,育成する人材像等国際理学コースは,これまで理学部が確立してきた物理学,化学,地球惑星科学,数学,生物学の各学科の教育システムを基にこれらの一定割合を科学における事実上の国際語である英語を含めて行うとともに,国際科学特論等の国際人養成を目的とした科目を新たに導入することによって教育の国際化を行います。また,国際理学コースでは,一つの学問分野を深く掘り21世紀の医学は,遺伝子治療や再生医学・医療など重要で魅力あふれる分野が多くあります。医学部医学科においても,高度先端医療の研究と実施にむけて,これまでの伝統を基盤にして,独創性に富んだ国際的視野をもつ医学者の養成を行っています。それと同時に,臨床の場では診療行為の実力とともに人間味あふれ,社会性に富んだ医師の育成を目指しています。そのために,人の生命に興味をもち,その研究に情熱を燃やし,積極性と活力をもって医学に取り組むことができる学生を歓迎します。医学部医学科は,医学に関する知識・技術の教育を基盤にし,医の倫理に徹し,旺盛な探求心を有する医師および医科学研究者を育成することを目的としています。創始以来約100年の伝統に培われた医学科の教育・研究の成果として,世界の医学界に誇る数多くの研究業績があります。またその名声により遠近を問わず広く一般患者に利用されている大学病院は,より高度な医療と社会福祉の実現に向かって全力をはらっています。医師・医学者には自然科学者としての適性が求められる一方,病気と闘う患者さんに寄り添うよき援助者であることも求められます。さらに医師の判断は患者さんの人生に大きな影響を与える可能性があります。医学部医学科での教育・研究は,専門性の修得ばかりではなく,広く深く人間についての洞察を重ねることへとつながるものです。「人の健康と福祉の増進」という医学の使命を達成するための多様な人材を育成することが目的です。 【国際理学コース(各学科共通)】【医学科】下げると同時に,複数学問分野を修得できる学際的な教育課程としています。これらにより,国際理学コースの目的である,研究・開発・教育の場で,国際的に活躍できる人材,リーダーシップを発揮できる人材を育成します。国際理学コースでは,理学部に共通のアドミッションポリシー・ 自然や論理に対する強い興味を持つこと・ それらを学び追求する意欲の高いこと・ 論理的思考の能力と創造力を持つこと・ 本学部の教育を受けるための基礎学力をもつことに加えて・ 数学,物理学,化学,生物学,地球惑星科学のいずれかに強い興味と学ぼうとする熱意をもつこと・ 自然科学のみならず,広く,人文科学,社会科学にも関心をもつこと・ 自然科学を研究・開発・教育の国際的な場で活かす強い意志を持つこと・ 高校英語の十分な基礎学力を持つことを入学を希望する学生に求めます。◆入学者選抜方法国際理学コースの入学者選抜は,一般選抜(前期日程)を利用し,一般選抜(前期日程)の各学科の合格者で国際理学コースへの入学を希望する者の中から,成績上位者(各学科最大2名)を選抜する。このため,国際理学コースに合格するために独自の受験準備をする必要はない。国際理学コースへの出願を希望する場合は,インターネットによる一般選抜(前期日程)出願の際に,「国際理学コースに出願する」を選択すること。最近のめざましい医学の進歩にともない,医学教育の内容が必然的に大きく変わり,また,同時に学習すべき内容が年とともに膨大な量になっています。これに対応するため,本学部ではより低学年から臨床医学の授業を開始し,学生教育に対しても非常に力を入れています。一方で,平成16年度から医歯薬統合教育の試みも始まりました。実際の学部教育は以下のような教育プログラムに沿って行っています。低年次開講の医学入門では医学生としての自覚を芽生えさせるために病院等における医療・介護施設の体験実習を実施しています。その後,医学の基盤となる生物学および人体の構造の概略を学びます。2年次では,解剖学,生理学,生化学など生命の恒常性を保つ仕組みを勉強します。さらに,種々の病気を理解するための基礎となる疾病基礎医学の講義と実習が始まり,3年の前期まで続きます。この他に1年次を中心に基幹教育科目を履修します。これは九州大学の他の学部の学生達とも共通した教養並びに基礎力を身につけるためのもので,幅広い人間味あふれる医師の養成のために必要不可欠な教育プログラムです。平成19年度入学生から,この3年前期までは,医学部生命科学科(別掲)との合同授業で,将来医学を担う学生間の交流を図っています。3年後期から4年前期にかけて臨床医学の知識を学ぶ講義が行われ,病気の原因,診断,治療法などを勉強します。4年後期からは基本的な臨床技能を修得する実習が始まり,患者さんとのコミュニケーションの取り方,病歴の聴取,基本的診察法などを学びます。同時に社会医学の講義も始まります。5,6年生では,臨床実習が行われますが,その前に医学生として病院を受診する患者さんを指導医と一緒に診る知識と技能がきちんと備わっているかどうかを評価するための共用試験を受験します。共用試験は知識を評価する筆記試験と技能を評価する実技試験からなります。3. アドミッションポリシー(入学者受入れの方針)◆求める学生像2. 教育プログラム教育課程の特色・内容医学部School of Medicine
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