名桜大学 CAMPUS GUIDE 2024
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weetE MORE TNO 小学校の時には野球をしていて、全国大会へ出場する機会がありました。地域の方々にボランティアで技術指導や資金面での援助をしていただきました。このように地域の方々にお世話になったという思いが強く、将来は大学で学んだことを生かして地域に恩返ししたいと思っていたんです。名桜大学への進学は、高校から始めたソフトボールを大学でも続けたかったのと様々なスポーツについて幅広く学べることに魅力を感じたから。全く新しい土地で人脈を作ることや環境に慣れることは将来の役に立つとも思いました。 さすがにスポーツを専攻する学科だけあって学生はみんな運動実技能力が高く、入学当初は自信を無くしかけましたが、特別支援の子どもを対象とした放課後デイサービスボランティア活動などに参加する中で、やはり自分はスポーツが好きでその楽しさを教えたいという気持ちが固まりました。卒業後は、地元広島県の特別支援学校中学部で体育の教員になることが決まりました。就職が決まった今は、中学校の特別支援学級に週1回行かせてもらって勉強のサポートなどの手伝いをしています。また大学の授業では模擬授業に取り組み、先生からアドバイスを受けたり、仲間と意見交換をしたりして授業スキルの向上に努めています。 4年次で実施された「教育実習」では、教えることの難しさが身に染みる経験をしました。それまで大学で行ってきた模擬授業はあくまで大学生を生徒に見立てての授業なので、ひとつの指示に対して全員がスムーズに従ってくれていましたが、実際の実習ではなかなか思うように行きません。ひとつの指示に複数の内容を詰め込んでも理解に時間がかかり、いかにシンプルにわかりやすく指示を出すかが大切だということを痛切に感じました。また、授業に必要な用具の準備と片付けも授業時間の中で行わないといけないので、時間をいかに有効に使えるかも課題だと考えています。将来は、障がい者も健常者も関係なく、スポーツを楽しみ、様々な人びとと交流できるような人材を育成できる教師をめざして頑張ります。10沖縄の文化にもすっかり染まりました。沖縄の友人も当然ながら多くでき、沖縄独特の文化を体験できました。食事ではやっぱり、沖縄そば。1カ月も食べないと、無性に食べたくなるくらい自分の中の定番となっています。広島に帰ってしまうので、とりあえずの分はインスタントの物でももって帰ろうと思っています。特別支援学校中学部の体育教師として地域に恩返しをします。教育実習で体験した指導の難しさを噛みしめながら指導法を模索しています。my NAGO life全国から集まってくる学生との交流も名桜の魅力のひとつ。入学前から沖縄県外の学生も多いとは聞いていましたが、実際には思ったよりも多くの県外出身者の学生と知り合うことができました。私の周囲の友人だけでも、島根県、石川県、岡山県、宮崎県や神奈川県と様々で、話す言葉も入り混じっています。いろいろな方言を知れたり、食事などの文化の違いを感じたり、とても視野が広がった気がします。

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