名桜大学 CAMPUS GUIDE 2024
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weetE MORE TNOヘルスリテラシー向上を目的とした演劇の一コマタイの郷土料理(おやつ)の作り方を教わる様子 名桜大学入学の大きな動機が海外での異文化体験ができること。他大学では日々の授業で手一杯になりがちな看護の学びですが、名桜大学には「国際看護学Ⅱ(グローバルナーシングⅡ)」という科目が用意されていて、渡航先のタイで看護の実態の体験や研修を受けることができます。コロナ禍で実施自体が危ぶまれていましたが、先生方をはじめ皆さんのご協力のおかげで無事渡航し、研修を受けることができました。タイでは、バンコクとウボン(ウボンラーチャターニー)の2都市に行き、ウボンでは病院の規模別に複数の病院を訪れ、医療の実態を見学し様々な話も聞かせていただきました。また、現地で学んでいる看護学生たちとの交流も行いました。タイの学習環境は看護を学ぶための施設も新しく充実していて、病院も近くにあり実習にも便利なように作られていました。学生たちの熱心に学ぶ姿をみて私自身が刺激を受けることが多く、もっと頑張ろうと決心を新たにしました。 やはり今まで知らない文化を知り、感じることや様々な人びとと関わることが好きであることを再認識しましたが、他にもこの研修を通じて、例えばLGBTの団体の話を聞いたり、HIV等の性感染症の知識を得たりする中で看護の仕事は何も病院で働くだけじゃなく、もっといろいろな可能性があることを知れて、改めて看護の分野にとても興味を抱くことができました。日本を訪れる外国人の方にも対応できる能力をもった看護師になりたい、という夢ももつようになったことも、タイ研修の成果のひとつかもしれません。12 看護学の知識とスキルを学び、国家試験を受け看護師免許を取得できるのであれば、楽しく勉強のできる環境を選びたいと考えました。高校の時は通学時間が長いため課外活動もできず勉強だけに終わった3年間だったからです。子どもの頃に家族で旅行に来た沖縄のイメージがまさに思い描いた環境にピッタリで、気候も人の心も温かく、海や自然が美しい沖縄で学ぼうと決めました。留学制度の充実も決め手となりました。離島の子どもたちや障がい者の方々のヘルスリテラシーを向上させるため演劇の手法を使って活動。 看護学科の活動のひとつ、ヘルスコミュニケーションクラブに所属し、ヘルスリテラシー(=健康に関連する正しい情報を探して入手し、それを理解して、適切な健康行動ができる能力)を向上させる教育を行っています。この活動をご指導いただいている島袋 尚美先生と神田 奈津子先生は、ヘルスリテラシーの内容がより対象者に伝わりやすいように演劇という手法を取り入れるという研究をされています。劇を観てストーリーを楽しみながら内容を理解してもらおうという狙いです。演劇はヘルスリテラシー向上の工夫を織り込んだオリジナル脚本を制作し我々が演じますが、その演技指導はプロの劇団の方にお願いし、練習を重ねた本格的なものです。 昨年10月は沖縄本島の北西部に位置する離島、伊是名島の中学校を訪れ、健康関連情報の取得方法を伝えるなど、情報リテラシーの向上を図り、12月には障がい者の方々に向けてヘルスリテラシー向上を目的とした劇を上演しました。 このような活動を通して、人の心を動かし、健康行動の変容を促す難しさや楽しさを学びました。将来医療従事者として、対象者が気持ちよく医療を受けられるようケアができる人になりたいと強く心に決めることができました。林さんの話を動画で観よう!興味の幅は広がるばかりです。外国語もしっかり学べるところは期待通りでした。言語学習センター(LLC)は1年次からよく通ってチューターの方と英会話にトライしていましたし、2年次には新入生の教養演習のチューターも務めました。学びでは、公衆衛生という分野にも興味をもち、保健師の資格取得にも挑戦してみたいと思っています。また、認定看護師(糖尿病・感染症など)の資格にも興味が湧いています。自分の前にどんどん広がってくる世界がどれも魅力に■れていて、私の興味の幅は止まるところを知りません。キャンパスのお気に入りの場所は…空きコマや放課後に集中して勉強したいと思ったら図書館が最適。友だちとのおしゃべりは晴れているなら屋外のベンチで。カフェテリアで買ったパンを食べながら、のんびり・まったりが最高です。夢に向かって勉強するなら、楽しいと思える場所で勉強に取り組もうと沖縄に。タイ研修を経験し、改めて異文化への関心が増すとともに、看護自体への興味が強くなりました。my NAGO life

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