名桜大学 CAMPUS GUIDE 2024
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weetE MORE TNO 中学の先生の影響で、高校入学時には教員になりたいと思っていました。今現在もその夢を追いかけていて、英語の教員をめざしています。ただ、教科としての英語は高校時代から実は苦手だったんです。リスニングはまだ大丈夫なんですが、単語を覚えることや文法の問題は得意ではありません。しかしものは考えようで、英語という教科に苦手意識をもちながら、なんとか理解しようと勉強法に工夫を凝らし悪戦苦闘した経験をもつ英語教員の方が、英語を苦手とする生徒の気持ちがわかるし、苦手意識を克服する勉強法のモデルケースも示せるのではないかと思っています。 関東に住んでいた私が沖縄の大学に進学したのには不思議な縁があるんです。英語の教員免許が取得できることも直接的な理由のひとつですし、母方が沖縄出身で祖母が沖縄在住であることも暮らすうえで大きな安心感になっていましたが、何よりも留学したかった海外の大学と交換留学の協定校であったということが大きい理由でした。留学したかった海外の大学とは、ハワイ大学ヒロ校。高校時代、家族でしばしば訪れていたハワイですが、ある時、家族に遅れて私1人でハワイに向かったことがありました。飛行機の隣の席にたまたま居合わせたのがハワイ大学ヒロ校の教授。話を聞かせていただくうちにすっかり大学のファンになっていました。名桜大学の大学案内で、海外協定大学の中にこの大学を見つけた時は、運命的なものを感じ、名桜大学への進学を決めました。 入学後、留学経費の理由でヒロ校ではなく同じハワイ大学のカピオラニ・コミュニティカレッジに交換留学の出願をし、学内選考にも通って、さあ留学だ!と思った矢先に、本当に残念なことにコロナ禍で留学ができなくなってしまいました。 最近になって少しでも英会話の力を伸ばそうと、海外の動画配信などを観ながら得意のリスニングに磨きをかけようと改めて勉強を始めたところです。 現在は教員採用試験への再挑戦と卒業論文の作成に取り組んでいます。卒論のテーマは「いじめ自死事件の隠■問題」。文部科学省や市などが定めるガイドラインがあるにもかかわらず、学校や教育委員会がどうして隠■行動に向かうのかなどについて論じようと考えています。ゼミのメンバーや担当教員などからの意見を聞きながらより良いものにできるよう試行錯誤を繰り返しています。 また、大学1年次から続けてきた学習支援のボランティア、名護市学習支援教室ぴゅあというサークル活動にも引き続いて力を入れていけたらと思っています。サークルでは、名護市と連携し学習支援と居場所づくりに取り組んできました。名護市在住の中学生を放課後大学に呼んで学習支援活動を行うもので、週3回、午後6時から約2時間実施しています。中学3年生の子どもたちには受験勉強の指導もしますし、その日は全く勉強をしたくないという子には話相手として付き合うこともしています。その子たちの居場所づくりでもある活動です。卒業までの間、中学生と関わる時間を少しでも多く取れればいいなと思っています。 今年の教員採用試験は残念な結果でしたが、次年度以降も挑戦を続け、地元■城県で教員としての夢を叶えようと頑張っています。06池田さんの話を動画で観よう!どうしても留学したかった海外の大学が協定校だったのが一番の決め手。休みの日もいろいろ活動していました。休みの日は主にアルバイトをして過ごしていました。土日のアルバイトは、ペットのトリミングサロン。ワンちゃんのシャンプーも任せてもらっていました。バイトがない休みの日は友人と映画を観たり買い物に出かけたりもしますが、1人でゆったり21世紀の森ビーチあたりで過ごしたりもしていました。教員採用試験への挑戦と卒論作成に加え、学習ボランティアも続けています。my NAGO life新入生のほとんどが下宿生の名桜大学。学生生活の不安解消のサポートもしていました。新入生にとって入学前後は何から何まで不安の塊。初めての一人暮らし、初めての町、全くどこがどこかわからないキャンパスの施設、初めての履修登録…、そんな新入生に寄り添いサポートする集団「名桜ウェルナビ」に所属し、リーダーを務めていました。一人暮らしのアドバイスや友だちづくりの支援などあらゆる面でバックアップすることも、教員をめざすうえでとてもいい経験になりました。英語が苦手だった英語教師がいてもいいじゃないか!苦手な子どもの気持ちに寄り添える教員になりたい。

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