名桜大学 CAMPUS GUIDE 2024
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なにぬねのはひふへほまみ「ぬち」は「命」、「ぐすい」は「薬」で「命の薬」という意味になります。と言っても病院などで処方される薬のことではなく、心や身体にいいものや癒されるもののこと。例えば美味しい料理や美しい景色、心地よい波の音や爽やかな風も「ぬちぐすい」なのです。また、人の優しさに触れ心の中が温かくなって癒されるようなことも「ぬちぐすい」と言います。キツツキ科の鳥で、沖縄北部やんばるの森にのみ生息しています。沖縄の県鳥。国指定天然記念物で沖縄県版レッドデータブックおよび環境省版レッドリストで絶滅危惧IA類に指定されています。1886年に野口という人が捕らえた鳥が新種として学会で発表され、「野口啄木鳥」と和名がつけられました。ヘチマのこと。沖縄県ではヘチマは食用! なんです。いろいろなレシピがありますが、味■煮や味■炒めなどが一般的。食物繊維タップリ、ビタミンやカリウムなどの栄養素も豊富で美容と健康に良い食材です。ぜひチャレンジしてみましょう!【ひーじゃー】山羊(ヤギ)のこと。「ひげのある動物」という意味がある「ヒージャー」。沖縄でヤギは食用なんです! 「刺身」や「やぎ汁」など、ヒージャー料理が親しまれていて、居酒屋や食堂でも食べることができます。【フクギ】緑のトンネルのように並ぶフクギの並木道。フクギは「福木」と書き、幸福を招く木と言われていて、その並木道はパワースポットとしても知られています。沖縄北部、備瀬のフクギ並木もとても人気です。【辺戸(へど)岬】【ポークランチョンミート】「スパム」と聞けばわかる人も多いはず。香辛料などを加えた■肉で作ったソーセージのこと。沖縄では戦後アメリカ経由で広まり、「ポーク」と呼ばれ、チャンプルーなど日常のおかずにも多用され、現代の沖縄料理では欠かすことのできない食材です。ポーク玉子は沖縄の大衆食堂の定番メニュー。ホーメル社のSPAMとデンマークのTULIP(チューリップ)がポピュラーです。【まーさん】「おいしい」という意味で、よく使われる方言です。「イッペー(とっても)マーサン(美味しい)」とセットで使う場合も多いです。食事の際、ご飯が美味しい時に使う言葉で、料理に対する褒め言葉となります! また、これも大変よく使う言葉で、「デージ」という言葉と組み合わせて使います。「デージ」は、とてもという意味。「デージマーサン!(とっても美味しい!)」と言ったりします!【ミーバイ】【ミミガー】ミミガー(耳皮)は沖縄料理で、豚の耳を使った料理です。茹でるか蒸したものを千切りにし、酢の物にしたり、ポン酢や塩などをつけたりして食べます。コリコリとした食感が特徴。他にも、豚の顔の皮(=チラガー)や足(=テビチ)など捨てるところがないと言われるほど、いろんな部位を美味しくいただきます。沖縄本島最北端の岬。天候がよければ海に向かって北には鹿児島県の与論島や沖永良部島を眺望できます。覗きこむと、海底まで見通せるほどの透明感のある海が広がる絶景ポイントです。「ミーバイ」はハタ類の呼び名です。アカジンミーバイと呼ばれるスジアラは、体長が1メートルにも達する大型高級魚。沖縄の県魚はグルクンです。正式名称は「タカサゴ」ですが、一般的にはグルクンと呼ばれ、食卓でも親しまれています。名桜・ウチナーGUIDE BOOK84【なーべーらー】【なんくるないさ】よく知られている方言ですが、少し誤解されているかも。単に「何とかなる」という楽観的な言葉と思われがちですが、正しくは、「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味なんです。何にも努力しないで「なんくるないさー。」って怠けてしまっては本来の意味にそぐいません。「やるだけやったのだから、きっとなんとかなる!」そんな前向きな気持ちで勉強も頑張りましょう! そうすれば「なんくるないさー」。【にふぇーでーびる】ありがとうございますの意味。目上の人に向けた言い方で、「にふぇーど」=ありがとうに「でーびる」をつけた丁寧語となります。同輩や目下の人への感謝は、「にふぇー・どー」「かふーし・どー」となります。【ぬちぐすい】【ねーねー】お姉さんという意味。沖縄の女性音楽グループであるネーネーズの名前もここに由来しています。ちなみにお兄さんは「にーにー」と呼びます。続柄の言葉では、オジー(=おじいさん)、オバー(=おばあさん)は有名でしょう。アンマーはお母さん、スーがお父さんです。【ノグチゲラ】【ハンバーガー】沖縄には肉文化が根づいてます。ということで、沖縄には絶品のハンバーガーが勢■い!日本では沖縄県にしかない世界展開のハンバーガーチェーンをはじめ、アメリカテイストのお店がいろいろ個性を競っています。ぜひお気に入りのお店を見つけてくださいね。ミミガーチラガーテビチ

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