名桜大学 CAMPUS GUIDE 2024
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weetE MORE TNO 子どもの頃からよく家族旅行に出かけていましたが、初めて訪れた旅先で宿泊先のホテルに着くたびに緊張感がとけ、安らいだ気持ちになることができたのでホテルが大好きになり、いつしかホテルで働くことを夢みるようになりました。そして働きたい場所は沖縄。旅行で沖縄を訪れ、その文化や空気感に浸る度に沖縄から離れることが寂しく辛くなっていて、将来は絶対沖縄に移住すると決めていました。そこで大学進学の際には迷わず沖縄の大学を進学先に考えました。沖縄における観光リゾートの本場に位置する名桜大学は観光産業を専門に学べ、自分にとってはまさにあらゆる条件に合致したうってつけの大学。少し大袈裟に言えば、運命的なものを感じた大学との出会いでした。憧れのホテルで「授業」として実務を約半年経験、その後アルバイトで勤務、ついに就職することに。コロナ禍で海外留学のチャンスを逸しましたが、ホテル業務に必須の英会話へ再度挑戦します。 授業では観光について様々な視点から知識を得ることができましたが、自分の将来まで決定してくれたのが「ホテル実務」という科目です。沖縄北部にある高級リゾートホテルから任意でホテルを選び、インターンシップとして560時間もの長期間ホテル実務に携わるというもの。私のように明確にホテルマンを将来の目標にしている学生にとってはまさに小躍りするほど嬉しい授業だと思います。私が選択したのは、ザ・リッツ・カールトン 沖縄。有名なゴルフコースに隣接した沖縄北部屈指の高級リゾートホテルです。実はこのホテルグループには以前から特別な思い入れがあったんです。ザ・リッツ・カールトンは、ゲスト(お客様)の期待以上のサービスを提供し、感動を呼ぶことで有名で、そのエピソードは枚挙にいとまがありません。それらをまとめたWowストーリー(お客様がワオ!と思わず言ってしまう感動のストーリー)を読む機会があり、自分もこのホテルでゲストの一生の思い出となるような感動を提供したいと思っていました。「ホテル実務」でこのホテルを選択できると知り、一も二もなく選び、3年次の8月から翌年1月の間でのべ560時間のインターンシップに夢中で取り組みました。 ホテルマンの経歴をお持ちの東恩納教授からも「エンターテイメントを発揮しなさい」とアドバイスをいただき、お客さまだけでなく自分自身も楽しめる何かできないかと常に考え仕事に取り組んでいました。あるゲストの方からこのホテルで8年前にプロポーズし、ご結婚されたというお話を聞き、早速個室を用意し、お祝いのデコレーションを施した部屋にお招きしました。「一生忘れられない思い出になった」とお喜びいただき、今もお手紙などを頂戴する関係を築けています。このように自分自身のアイデアでゲストをおもてなしできる職場環境を体験でき、ますますこのホテルで働きたいという気持ちがつのりました。インターンシップ終了後もアルバイトとして勤務を継続し、社員の採用試験にも合格できました。次年度からは正式にホテルの一員としてゲストをお迎えすることになります。ホテルマンとしてお客様の幸せな時間を演出し、思い出に残る時間・空間を作っていきたいと思っています。 充実した4年間の大学生活で、唯一残念だったのが、コロナ禍によって海外留学が果たせなかったことです。そのため英会話の実力をつけるという目標を見失い、モチベーションも下がっていました。ただ、今後ますます海外からの旅行客が増えてきます。ホテルのフロント業務において外国人ゲストへの対応を英語が堪能なスタッフに代わってもらっている今の状態がとても悔しくて、先ずはホテル業務に特化した英会話からもう一度勉強しなおしています。あらゆる面で“できる”ホテルマンをめざします。ボランティアサークルぐるくんに所属していました。このサークルの活動には大きく3つの柱があります。まず、遺骨の収集。太平洋戦争で亡くなられ方々の遺骨が今だに数多く回収されずにいます。遺骨が戻ってくることを願われている遺族の方のために少しでも役に立てればと取り組んでいます。まさに沖縄ならではのボランティア活動だと思います。それ以外にビーチクリーン(清掃活動)や学童支援を通じて社会貢献を行っています。08伊藤さんの話を動画で観よう!ボランティアサークルに所属し、沖縄でしかできない経験を積みました。my NAGO life名護市周辺は自然が豊か。キャンプや釣りなど休日はアウトドアで楽しんでいます。大学のある名護市はとても自然豊か。大学キャンパスから見下ろせる海はもちろんのこと、緑豊かな森の中には清流が流れ、キャンプや釣りには絶好です。時間があるときにはソロキャンプに出かけています。最近は焚き火にハマっていて、いろいろな人たちと焚き火を囲みながら語り合うことがとても楽しみです。子どもの頃から魅入られた沖縄で憧れのホテルマンの道に進みます。家族旅行でホテルに到着するたびに感じていた安心感。中学の頃からホテルマンに憧れるように。

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