名桜大学 CAMPUS GUIDE 2025
15/96

weetMORETENO14幅広く学ぶ機会があった中で、情報系を選びました。 先ずは幅広く様々な分野の学びを経験して、その中から自分のやりたいことや興味のある分野を見つけたいと思っていました。子どもの頃からパソコンに親しみ、Webサイトを見たりオンラインゲームを楽しんでいたこともあり、情報分野の授業に特に興味をもちました。アルゴリズムやデータベース、プログラミングなど専門的で難しい内容の授業が多くありましたが、学んでいて楽しいと感じることができました。また、習得したIT技術や知識は、IT業界だけでなく幅広く様々な業界で必要とされるので、将来仕事で役に立つスキルになるとも思いました。知識や経験の幅を広げてくれた神戸への国内留学の1年間。 名桜大学には、海外だけでなく国内の大学とも単位互換のできる協定校が北海道から沖縄まで全国に20大学もあります。私は名桜大学で基礎から学んできた情報学の知識を応用できる分野について学んでみたいと考え、兵庫県神戸市にある関西国際大学社会学部に国内留学し、データサイエンス専攻で、3年次の後期から4年次の前期まで1年間学びました。他の大学で学ぶことで、名桜大学の学びにプラスαの学びを得ることができ、専門的に学びたい領域をより広く深く追究することができました。 学び以外にも、沖縄県外の生活は私にとってとても刺激的な1年となりました。高校からすぐに県外での一人暮らしとなると様々な面でハードルが上がってしまいますが、この制度を使うとベースを名桜大学に置きながら、半年または1年間、全国の大学で学ぶことができるので、4年間の学生生活を2大学で経験でき、まさに2倍楽しめるような制度だと実感しています。専門的な科目以外では、例えば「サービスラーニング」という授業では、こども食堂のボランティアを体験したり、阪神淡路大震災の追悼イベントにスタッフとして参加したりと、名桜大学ではでき自分自身が習っていた沖縄伝統の琉球舞踊をデジタルデータとして保存すること、そしてその動作を解析し、数値化したデータを使って練習に応用することなどを研究しています。琉球舞踊の先生の手本となる踊りと練習者の踊りをモーションキャプチャーという手法を使ってそれぞれ数値化し、データを比較することで、その差異を明確に指摘し修正することが可能となります。琉球舞踊を次世代に引き継ぎ、またその技能を高めてもらうことに貢献できる研究になればいいなと思っています。ない経験を得ることができました。神戸と沖縄、場所は違えど、こども食堂を運営してくださる方々の温かい想いと、その一方で抱える悩みが共通していると学びました。また、休みの日には、神戸から京都や大阪に出かけ、せっかくの関西を十分満喫できたことも学生時代のいい思い出となりました。沖縄育ちの私にとって、初めて雪が降るのを見た時はとても感動しました!ぜんざいというと、お汁粉のような温かい食べ物を思い浮かべる人が多いと思いますが、沖縄では夏に食べる冷たい食べ物。沖縄の「ぜんざい」は黒糖や砂糖で甘く煮た金時豆にかき氷を乗せたものなんです。私は沖縄ぜんざいが大好きで、最近話題の「進化系」と呼ばれる、フルーツソースがかかったり、いろいろなトッピングが可愛い沖縄ぜんざいに夢中です。特に大学からほど近い「天の群星(てぃんのむりぶし)」というお店にハマってしまい、ついにはアルバイトも始めてしまいました。豊かな自然に囲まれて生活し学ぶ、絶好の環境。 沖縄といっても那覇出身の私にとって北部地域はあまり馴染みのない土地で、親元から近いながらも異なる環境で一人暮らしができるところが気に入りました。また、県外出身者が約5割を占めると聞いて、県外の友達も作りたいと思っていた私には嬉しい環境でした。素晴らしいやんばるの自然に囲まれての生活は快適です。朝日が登ってくるところを眺めながらの海沿いの散歩やキャンパスから見るきれいな夕焼け、夜には満天の星を見にドライブすることもあります。卒業後はIT業界でサービスエンジニアとして働きます。 卒業後は、IT業界に就職が決まりました。ソフトウェアの開発や販売を業務としている企業で、サービスエンジニアとして働きます。IT技術や知識をより深めて、大きな影響力をもって社会に貢献できる人材となれるよう頑張りたいと思っています。卒業研究は琉球舞踊のデジタルデータ化による所作の保存や解析。my NAGO life大好きな沖縄ぜんざい、好きが高じてアルバイトをしています。国内留学で神戸の大学にも1年在籍、大学生活を2倍楽しめたような有意義な経験でした。

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る