名桜大学 CAMPUS GUIDE 2025
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weetMORETENO08 珊瑚礁の海にカラフルな魚たちが泳ぎ、ヤンバルの森に希少な生物が暮らしているイメージにとても魅力を感じ、北海道から日本を縦断して沖縄に来ました。1年目はさすがに沖縄の暑さにびっくりしましたが、すぐに順応でき、憧れていた沖縄の自然を楽しんでいます。休みの日には友人と海に潜りに行ったり、ヤンバルの森にヤンバルクイナを探しに出かけたりしています。念願の海外へ。アメリカでのファームステイを振り出しに、ヨーロッパ17カ国をバックパックで訪問。留学について、単に一カ所で学ぶのではなく、世界をできる限り回ってみたい、世界の国々の様子を自分の目で確かめてみたいと考えるようになりました。渡航前の英語力といえば英検2級程度で、自由に英語でコミュニケーションをとれる力はありませんでしたが、スマートフォンに頼らず自力で解決していこうと決心、いわば英語の武者修行の旅に出かける意気込みで海外に臨みました。様々な活動で充実した学生生活を送っていますが、実は入学した時から心に決めていたことがあります。それは、常に学業に力を入れること。人一倍積極的に講義を受講するという姿勢を常に崩さず、真剣に講義を聞き、テストやレポートでは全力を尽くして、GPA(成績評価)最高4.0のところ、3.9を獲得することができました。就職活動のアピールポイントも、バックパックで欧米18カ国を旅したことよりも、こちらを強調したかったくらい、大学生活の中で誇れる成果だと思っています。 旅立ちは2021年10月。まずはアメリカ・ケンタッキー州の牧場でファームステイを3カ月体験しました。留学についてお世話になった大城先生(大城 真理子上級准教授)のアドバイスもあり、ステイ先も自分自身で手配してのスタートでした。広大な牧場で牛や馬、羊などの面倒を見る仕事をこなし、ステイ先の家族と過ごすうちに自分でエイサーとは、旧盆の最終日(ウークイ)に先祖の霊をあの世に送り出すために踊られる踊りです。それぞれのエイサーの団体ごとに、例え同じ曲であっても踊りが一緒ということは無く、各団体ごとに特徴があります。名桜大学にも「名桜エイサー」というチームがあり、名桜のエイサーの形を代々引き継いでいます。2023年は、名桜エイサーにとって記念すべき年となりました。沖縄を代表するエイサーイベント「沖縄全島エイサーまつり」の最終日に招待され、さらにエイサーの本場沖縄市の祭りへの招待や大阪大正区でのエイサー祭りに過去最大規模の51名の現役メンバーで参加したりと、名桜エイサーの名を大きく広めることができたと思います。在籍数が総勢70名を超える名桜エイサーの副会長として、部員たちのモチベーションを高め、組織をまとめ、各地の祭りに招待されるための活動をどうするかなど、様々な課題に全力を尽くしました。一緒に頑張った名桜エイサーのメンバーは、自分にとって今までも、そしてこれからもとても大切な存在です。もわかるくらいリスニング力がアップしてきました。ファームステイを終え、アメリカ東海岸に向かいニューヨークで4日ほど過ごしたあと、ヨーロッパへ移動。スペインを皮切りに、フランス→イギリス→ベルギー→オランダ→ドイツ→デンマーク→スウェーデン→バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)→ポーランド→ハンガリー→オーストリア→スイス→イタリア→ギリシャと計17カ国を3カ月かけて旅をしました。もちろん英語がほとんど通じない国も多くありましたが、できるだけ地元の人たちに話しかけ、言葉が通じないときは身振り手振りでコミュニケーションして過ごしました。こちらがわからないなりにコミュニケーションを取ろうとすると、大半の方々はわかり合えるまで熱心に付き合ってくれたのです。この経験を通して、海外での意思疎通には、積極的な姿勢と、通じ合おうとする「気合い」があればなんとかなると確信がもてました。留学したいけど英語に自信がないと二の足を踏んでいる人には、とにかく行ってみて、積極性と気合いで乗り切れます!と伝えたいです。卒業後は旅行代理店に就職が決まりました。旅行の素晴らしさを多くの人に紹介したいです。 このバックパックを計画した時には、この旅行を終える頃には燃え尽きて、もう旅への興味も失せてしまうのではないかと想像していましたが、実際に旅を終えて「もう一度行ってみたい」と思っています。このような旅の素晴らしさを多くの人々に共有してもらいたいと思い、卒業後は株式会社JTBに就職します。一人ひとりのお客様の想いに寄り添った旅行を提案できるような仕事をしていきたいと思っています。将来は海外の事業所で働くことも目標のひとつにして頑張りたいと思っています。学生生活で、実は絶対やると決めていたのは…。my NAGO life入学式でエイサーの演舞を初めてみて、トリコに。踊りと共にその文化やこころを学んでいます。バックパックで訪れた18の国々と、沖縄の文化や自然、そしてエイサーで培った実り多き大学生活。留学に行き、英語を学び、そして沖縄の南国らしい海や自然を満喫するという目標を立て、名桜へ。

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