岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2019
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私たちは黄大豆で作った豆腐、納豆、味噌、煮豆惣菜などをよく食べています。一方、黒大豆は、煮豆、菓子、飲料などに使われていますが、黄大豆ほど利用されていないようです。岩手県では気候風土に適した黒大豆が作られ、食べ継がれてきました。岩手の大地で育った黒大豆にはどのような特徴があるのでしょうか。利用方法とあわせて検討した結果を紹介しました。岩手県は、豊富な森林資源に恵まれています。そして、建物を建てるための木材をはじめとした、いろいろな林産物の生産も盛んです。食べるものについては、「地産地消」という言葉をよく耳にするようになりましたが、家を建てるための木材についてはどうでしょう? 講座では、岩手の森の恵みを活かした家づくりには、どのような意味や価値があるのか考察しました。2019年にラグビーワールドカップが釜石でも開催されフィジーのチームもやってきます。ラグビーではニュージーランドやフィジー、トンガなど私たちになじみの薄い太平洋の島々の人たちが活躍しますので、これについて取り上げました。また、最近テレビコマーシャル等でしばしば登場する女子ラグビー選手について等、ラグビーをジェンダーの視点から見た講座を行いました。前回の公開講座で多くの受講生から「もっと通訳の練習がしたい」という声が寄せられました。今回は5回シリーズにし、講義形式ではなく演習形式で通訳を一緒に練習しました。スピーキングを中心としたコースですが、高度な語学力がなければ受講できないわけではありません。受講生は英語能力を問わず、積極的にグループで通訳の練習(英語→日本語と日本語→英語)を行いました。社会人リカレント教育事業管理栄養士国家試験受験準備講座●生活の講座「いわての恵みを暮らしに取り入れる」  テーマ:いわての黒大豆をおいしく食べよう  講師:長坂 慶子(生活科学科 食物栄養学専攻)●生活の講座「いわての恵みを暮らしに取り入れる」  テーマ:いわての森の恵みで家を建てよう  講師:内田 信平(生活科学科 生活デザイン専攻)●「観光通訳養成講座―日本を語ろう―」5 回シリーズ  講師:マーハー・パトリック(国際文化学科)●文化の講座「人類学から見るラグビー:グローバル化  とジェンダーの視点から」  講師:原 英子(国際文化学科) 地域に開かれた教育機関でもある盛岡短期大学部。所属教員がそれぞれの専門を活かしながら講師を担当し、幅広いテーマを取り上げ、講座を開催しています。県民の皆さんが専門的な知識を身につけたり、暮らしに役立つ情報を得る機会となっています。食物栄養学専攻では、所定の単位を取得することにより、卒業後申請をすれば栄養士の資格が得られます。「管理栄養士」の資格については、修業年限2年の栄養士養成施設を卒業した場合、栄養士として合計3年間以上働くと国家試験を受験することができます。試験科目は、「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」、「基礎栄養学」など9科目です。 講座のテーマは毎年変わります。今年度の実施内容については、本学盛岡短期大学部ホームページ等でご確認ください。URL: http://www.iwate-pu.ac.jp/jc/この講座は、栄養士として働いている本学卒業生をはじめ、管理栄養士国家試験の受験希望者が対象。栄養士養成課程卒業生に不足していると思われる分野の科目を重点的に取り上げ、管理栄養士を目指す人を全面的にサポートします。公開講座[昨年度実施の講座]アイーナキャンパス公開講座30アイーナキャンパス公開講座

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