岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2019
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外国人との共生の時代へ−新たな社会の創造に向けて− 国際理解教育と言いますと、欧米やアジア諸国に貢献できる人材の育成を思い浮かべる人が多いかと存じます。確かにそうなのですが、現在、日本には労働を目的として来日した日系南米人や、日本人と結婚したフィリピン人や中国人などが、私たちの身近な隣人として数多く生活していることも忘れてはなりません。言い換えますと、私たちは、外国人との共生という、これまで経験したことのない新たな社会に直面しつつあります。国際文化学科では、地域文化理解を踏まえながら、私たちとは異なる外国人の文化的背景を理解し、新たな社会の創造に向けた教育研究を行っています。今を大切に、未来に進もう 盛岡短期大学部は雄大な岩手山に見守られる岩手県立大学の滝沢キャンパスに移って20周年になりますが、盛岡短期大学から数えると60年以上の歴史と伝統を持っています。何代にもわたって多くの優れた人材を輩出して、地域のために貢献してきました。脈々と育まれてきた学風は「成美会」と呼ばれる同窓会にも受け継がれています。 盛岡短期大学部には生活科学科と国際文化学科の2つの学科があり、いずれも少人数教育の利点を活かし、きめ細かな指導と円滑なコミュニケーションが図れるように配慮されています。また、ボランティア活動やサークル活動、全学行事などで4年制の他学部の学生とも交流ができ、2年間ではありますが、充実した学園生活を送ることができます。 ぜひ皆さんには、この盛岡短期大学部の 2年間で、学業、課外活動、社会活動に大いに励んでほしいと思います。そして志を高く持ち、探究心、好奇心、挑戦意欲の旺盛な人になってほしいと願っています。 穏やかな中にも積極志向の気風漂う盛岡短期大学部で学び、専門知識や技量だけでなく社会生活に必要な知恵や教養をさらに蓄え、それぞれの夢の実現に向けて前進するお手伝いができれば、私たちにとってなによりの喜びです。盛岡短期大学部 学長 鈴木 厚人国際文化学科 学科長石橋 敬太郎05その先をつくる大学。

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