岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2021
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close up「衣」と「住」を中心にさまざまなデザインを学ぶ生活デザイン専攻。基礎知識から専門的な技術習得にいたるまで、幅広い教育や取り組みが行われています。資格は取得できますか?※木造建築士の受験資格も取得することができますが、実際には木造建築士試験を受験する学生は ほとんどいないのが現状です。生活デザイン専攻QA&ファッションか建築か、どちらかのコースを選ばなければならないのですか?Q.1Q.2生活デザイン専攻 クローズアップ0102 生活デザイン専攻では、所定の科目の単位を取得して卒業すると、国家資格である二級建築士の受験資格を得ることができます。実務経験は不要です。また、インテリアコーディネーター資格試験や福祉住環境コーディネーター検定、色彩検定、建築CAD検定といった各種の検定試験に関する内容も講義や演習で学ぶことができます。在学中にこれらの検定試験を受験して、資格を取得する学生もいます。 生活デザイン専攻では、「コース制」をとっているわけではありません。1年次では、ファッションと建築の両方の分野についての、基本的な内容の科目が設定されています。全員が両分野の基礎を学び、そこから自分の興味を深めていきます。2年次になると、興味のある方の分野に重点を置いて専門的な学びを深めていくこともできますし、両方の分野を学ぶこともできます。基礎数理 1年次前期に履修する「基礎数理」は、建築やインテリアに関わる数学・理科の内容について、デザイン教育を交えて実践しています。写真の作品は、12 cmの立方体を好きな形のパーツに分割し、分割したパーツを再構築して自分の好きな立体を表現する演習です。分割する時、12の約数を利用したり、切断面の図形を創造したりと数学的な内容を利用します。また、平面的な図形ではなく、三次元の立体としての形を創造できる練習にもなっています。このように、ものづくりと数学・理科を融合させた実践的な教育を実施しています。岩手のくらしと工芸 岩手県は、日本の中では寒冷な気候で、広い県土は多様で豊かな資源に恵まれています。また、長い歴史に培われた、特色ある文化や産業が息づいています。2年次の科目「岩手のくらしと工芸」では、岩手における染めと織り、服づくり産業、森林資源の活用、居住文化、雪氷現象などをテーマとして取り上げ、岩手の風土、文化、産業、気候などについて多様な切り口から解説します。そして、これらが私たちのくらしとどのように関わっているのかについて学びます。生活デザイン専攻についてもっと詳しく知るためによくある質問に答えます。close upclose up08岩手県立大学盛岡短期大学部

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