岩手県立大学盛岡短期大学部 入学案内2023
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国際文化学科 学科長伊藤 博美岩手県立大学盛岡短期大学部 学長鈴木 厚人自らと異なる他者の営みと歩み、それを支えてきた思考のあり方に最大限の敬意を持つこと。そうした姿勢こそが深い他者理解を可能にするものであり、それは国外のみならず、国内の諸地域、身近な人々に向き合う際にも必要不可欠なものです。国際文化学科では、西洋文化、アジア文化、日本文化、それらを横断する比較文化に分け、広範な知識の獲得とより深い文化理解・人間理解を目指しています。諸現象をわかりやすい物語にまとめあげず、複雑な要因とその背景・必然性をそのままに抱え込むこと、多面的な視野のもと、悩み続けることをも厭わない柔軟で粘り強い思考が大切です。皆さんを心よりお待ちしています。一緒に学んでいきましょう。本学は、岩手県立盛岡短期大学創立から70年以上の歴史と伝統を持ち、平成10年に岩手県立大学盛岡短期大学部となりました。この間に、多くの優れた人材を輩出して、地域に貢献してきました。本学には生活デザイン専攻と食物栄養学専攻からなる生活科学科と、国際文化学科の2学科があり、いずれも少人数教育の利点を活かして、キメ細かな指導と円滑なコミュニケーションが図れるように配慮されています。また、ボランティア活動やサークル活動、全学行事などで4年制の他学部の学生とも交流が盛んで、2年間の充実した大学生活を送ることができます。是非、本学で学業、課外活動、地域活動に励んで下さい。そして志を高く持ち、探究心、好奇心、挑戦意欲の旺盛な人に成長されることを願っています。「今日なしうることに全力を注ぎなさい、そうすれば明日は一段の進歩を見るでしょう」、「今日のひらめきは、明日のきらめき」。山と川、森に囲まれた自然豊かなキャンパスで、穏やかな中にも積極志向の気風漂う本学での学びの2年間は、皆さんの希望ある未来を切り拓く舞台になるでしょう。夢の実現に向けて前進する皆さんへの支援は、私たちにとっての喜びです。05他者理解の姿勢と方法、柔軟で粘り強い思考力を獲得する希望ある未来を切り拓こう

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